猫のシャンプー、ベストな頻度って?お手入れが必要な理由と合わせて解説!

猫は水が嫌いな生き物なので、シャンプーが苦手な猫も多いでしょう。とはいえ、猫ちゃんのためには飼い主が定期的にシャンプーをしなければなりません。 今回は猫のシャンプーをどれくらいの頻度で行う必要があるのか、そしてその方法やおすすめのアイテムまでご紹介します。

2021.09.17

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竹花みさと

秋田県出身、北海道在住のフリーライターです。小学生のときに母の知人から譲り受けた猫との出会いをきっかけに、猫が大好きになりました。最近マイホームを購入したため、また猫と暮らせる日々を心待ちにしています。

 

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猫にシャンプーが必要な理由って?

人間ほど頻繁でなくとも、猫にも適切な頻度でシャンプーを行う必要があります。「猫は自分で全身の毛づくろいをするから、シャンプーは必要ないのでは?」と思う方もいるかもしれません。

シャンプーや水が嫌いな猫も多いですが、どうして猫も適切な頻度でシャンプーをする必要があるのでしょうか。 ここでは猫にも頻度を守ったシャンプーが必要な理由について、詳しくご説明しましょう。

理由①毛づくろいやブラシだけでは全身を清潔にできない

第一の理由は、毛づくろいやブラシだけでは十分に清潔を保つことができないことです。 毛づくろいでは、顔周りや首回りなどはどうしても舌が届きません。また、ブラシをしても毛の中に入り込んだ汚れを取るのは難しいのです。

そのため、きれいな毛並みを保つには適切な頻度のシャンプーで、きちんとお手入れをしてあげる必要があります。シャンプーは全身くまなく洗うことができるため、清潔を保ちやすくなりますよ。

理由②長毛種は普通に生活していても毛並みが乱れがち

長毛種の猫はどうしても毛が絡まりやすいです。絡まった毛が毛玉になり、毛並みを悪化させる原因に。 だからこそ毎日のブラッシングが重要ですが、ブラッシングだけではどうしても取り切れない汚れがあるのです。無理して取ろうとすると猫を傷つけてしまうので良くありません。

長毛種が毛並みを整えるためには、シャンプーが欠かせません。シャンプーをすることで毛の流れが整い、毛玉ができにくくなります。 また、できてしまった毛玉も同時にケアできるので一石二鳥になりますね。

理由③自宅の外に出すと汚れやすい

自宅の外には猫の身体が汚れてしまう原因がいっぱい。砂や土がついたり、ノミなどの虫がついたりしてしまうことも。 多頭飼いの場合は、1匹だけでも外に出すとノミが他の猫にうつってしまう可能性も考えられます。

なるべく外に出さないのが得策ですが、既に外出を覚えてしまった猫は、室内だけで過ごすことにストレスを感じてしまうこともありますよね。 そのため、外に出る猫は出来るだけ高頻度でシャンプーをする必要が出てきます。

猫のシャンプー、適切な頻度は?

 

実は、長毛種の猫と短毛種の猫ではシャンプーをする頻度の目安が異なります。汚れの残りやすさや毛の絡まりやすさに違いがあるからです。 シャンプーを行っていても頻度が少なければ汚れが溜まってしまったり、反対に必要以上のシャンプーで皮膚が荒れてしまったりすることも。

ここでは、長毛種と短毛種のシャンプーの適切な頻度についてそれぞれご紹介します。適切なペースで、健やかな状態を保ってあげてくださいね。

長毛種に適切な頻度は月に1回

先述した通り、長毛種はかなり毛が絡まりやすいので注意。基本的に、月に1回の頻度を目安にシャンプーをしてください。 月に1回の頻度でシャンプーを行うことができれば、毛玉もできにくくふわふわサラサラの毛並みを維持することができるでしょう。

長毛種は高頻度でシャンプーが必要なので、シャンプーや水が嫌いな猫にはストレスがかかりやすいです。 なるべく子猫のうちからシャンプーに慣れさせておくことで、ストレスを軽減することができますよ。嫌がるときは無理に洗わず、次の機会を待ちましょう。

短毛種に適切な頻度は半年に1回

短毛種はめったに毛玉ができず、毛の間に汚れもたまりにくいです。そのため、シャンプーは半年に1度の頻度で十分。 「長毛種と比べるとかなり頻度が低いけど、大丈夫かな?」と不安になる飼い主さんもいるかもしれませんが、目に見えた汚れがなければ大丈夫です。

しかし外出が好きな猫ちゃんであれば、2~3ヶ月に1度の頻度でシャンプーをしてあげるのがベターです。 明らかに手触りが変化した、汚れがついているなどの場合はしっかりとシャンプーをして落としてあげましょう。

猫のシャンプーの方法をご紹介!

猫のシャンプーで準備するもの

ここからは、猫のシャンプーの具体的な方法についてご紹介しましょう。 猫のシャンプーに必要なものは以下の通りです。

【猫のシャンプーに必要なもの】

  • ブラシ
  • 猫用シャンプー
  • 洗面器
  • タオル
  • ドライヤー

シャンプー前にブラッシングをして、汚れが落ちやすいようにしておくことが大切です。また、人間用のシャンプーは猫にとって刺激が強いため、猫用のシャンプーを用意してください。 洗面器はシャンプーを泡立てるときに、タオルとドライヤーは乾かすときに使用します。

1.シャワーで優しくお湯をかける

お風呂場に猫を連れて行ったら、まずは37~38度くらいのぬるま湯で濡らしていきます。水圧はごく弱めに設定しましょう。シャワーヘッドにタオルを巻くと、水圧を弱めることができます。

猫は顔を濡らすのが特に嫌いなので、注意しましょう。まずは、顔から遠いお尻や後ろ足付近から濡らしていくのがおすすめ。 どうしても嫌がる場合には無理してシャワーを使用せず、洗面器に入れたお湯をゆっくり体にかけていきましょう。

2.薄めた猫用シャンプーで洗う

全身を十分に濡らしたら、いよいよシャンプーの行程に移ります。洗面器に猫用シャンプーを入れて水で薄め、事前に泡立てておきましょう。 シャンプーもシャワーと同様、お尻などの顔から遠い部分から行います。

爪を立てると猫の皮膚を傷つけてしまうので、優しく丁寧に洗うように注意してくださいね。とはいえ時間をかけると暴れてしまうことがあるので、なるべく手早く洗うのがポイント。

加減が難しいかもしれませんが、飼い主さん自身にも慣れが必要な作業です。回数を重ねて、出来るだけ飼い猫が嫌がらないようなシャンプーのやり方を掴んでいきましょう。

3.シャンプーを丁寧に洗い流す

シャンプーで洗い終わったら、丁寧にすすぎを行います。シャンプー剤が身体に残ってしまうと、毛づくろいの際になめてしまい、健康に悪影響が出ることも。猫ちゃんのためにも、しっかりとシャンプーを洗い流すように注意しましょう。

手早くすすぎを終わらせたいところですが、ここは丁寧にすすぎます。慣れるまでは多少時間がかかってしまっても仕方がないので、シャンプーの成分が十分落ちるまですすぎましょう。

4.タオルドライとドライヤーで乾かす

すすぎが終わったら、タオルドライをします。タオルにくるまれると安心して、少し大人しくなる猫も多いようです。 ドライヤーが嫌いな猫も多いので、なるべくタオルドライで身体の水分を拭きとってあげてくださいね。

ドライヤーの風は高温ではなく低温にしましょう。ドライヤーは猫の身体から30センチほど離します。 猫の毛をかき分けるようにして、根元に風を当てるイメージで行ってください。顔が風に当たると嫌がるので、こちらもシャンプーと同じくお尻付近から始めるとベター。

猫のシャンプーや清潔保持におすすめのアイテム

猫のシャンプーは適切な頻度と方法で行う必要があると分かりましたね。また、猫の毛並みをお手入れするためには、多くのアイテムが必要です。 ここでは、猫のお手入れ時に必要なおすすめアイテムをご紹介します。自宅にあるととっても便利ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。

シャンプー後におすすめ!水分吸収率の良いタオル

Newマイペットタオル

ペットプロジャパン

Newマイペットタオル ブルー

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こちらのタオルは、髪の毛の太さの1/100以下の超極細繊維「マイクロファイバー糸」を使用しているタオルです。 そのため水分吸収率が非常に高く、猫ちゃんのシャンプー後に最適!

短時間で水分を吸収することができるので、シャンプー嫌いの猫ちゃんにもおすすめのアイテムです。色違いでピンクもありますよ。

サッとお手入れしたいときに!フローラルの香りのウェットティッシュ

ウェットティッシュフローラル70枚×2P

ペットプロジャパン

さわやかなフローラルの香りのウェットティッシュ

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「シャンプーをするほどでもないけど、少し汚れが気になる」というときに便利なのが、こちらのペット用ウェットシート。ヒアルロン酸配合で皮膚や被毛をケアしてくれる、ふんわりタイプのシートです。

ペットの手足やおしりの汚れやニオイを、スッキリとふき取ります。また、口まわりや目のまわりにも使用できますよ。さまざまな方法で使うことができるので、自宅に置いておいて損はないでしょう。

猫の皮膚に優しいブラシはこれ!

猫が喜ぶマッサージ&毛取りブラシ ハート

ペットプロジャパン

猫が喜ぶマッサージ&毛取りブラシ ハート

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いつものブラッシングや、シャンプー前の汚れ取りにおすすめなのがこちらのブラシです。柔らかくて弾力性のある素材なので、猫の皮膚を傷つける心配がありません。

また、可愛らしいハート型のブラシは背中やお腹にフィットしやすい形状になっています。日頃のコミュニケーションやマッサージにもおすすめ。

猫のシャンプーは適切な頻度で行おう

今回の記事では、猫にシャンプーが必要な理由と適切な頻度、詳しい方法やおすすめのアイテムについてご紹介しました。 毛づくろいやブラッシングだけでは取り切れない汚れがあるので、猫にも適切な頻度でシャンプーをしてあげましょう。

元々水が苦手な猫ちゃん相手に、始めはシャンプーに苦戦してしまうかもしれません。出来るだけ子猫のうちから慣らせてあげて、スムーズに終われるようにしつけておくことをおすすめします。清潔な身体を保つために、なるべくストレスのかからない方法で、適切な頻度を守りながらシャンプーをしてあげてくださいね。

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