愛犬との楽しいお出かけ、ワクワクしますよね!でも一方で、出先で何が起こるかわからない不安も…。今回は、愛犬と旅行などの遠出をする際に必要なグッズや注意点などをまとめました。愛犬との旅行を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!

 

竹花みさと
竹花みさと

秋田県出身、北海道在住のフリーライターです。小学生のときに母の知人から譲り受けた猫との出会いをきっかけに、猫が大好きになりました。最近マイホームを購入したため、また猫と暮らせる日々を心待ちにしています。

 

 

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愛犬との遠出や旅行で得られるメリットとは?

普段から室内で飼育しているワンちゃんならもちろん、家の外で伸び伸びと過ごしているワンちゃんにも、たまの遠出はおすすめです。いつもと違う環境を経験させてあげることは、愛犬にとってプラスなことがたくさん!

家族や友人、一人で行く旅行も楽しいですが、やはり愛犬とのお出かけならではの楽しさもたくさんあります。愛犬とのお出かけにはどんなメリットがあるのか、簡単にご紹介します。

愛犬の好奇心が満たされる

家で遊んだり散歩をしたりしても、マンネリ化してしまうことがあります。犬は好奇心が旺盛で楽しいことが好き。そのため、普段と違う場所にお出かけすると、新しい体験を喜んでくれるでしょう。知らない土地で遊ぶことで、愛犬の好奇心が満たされるはず。

ストレスを発散することができる

家の中にいるとどうしても制限されることがあるので、愛犬は窮屈さを感じてしまうことも。家の中での窮屈さから生まれるストレスは、開放的になれる場所で解消できるはず。伸び伸びと走り回れるような場所に連れて行ってあげましょう!

新しいものを見て、聞いて、匂いや味を感じることができれば、愛犬の気分転換に繋がります。「しばらく家の中か近所しか歩かせてあげてないな…」と思ったら、ちょっと足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

普段と違う食事が楽しめる

お出かけをすると、犬用の特別メニューで普段と違う食事を楽しむことができることもありますよね。人間と同じように、犬も普段と違う食事を摂ることができると嬉しいもの。愛犬のお腹を満たし、いつもとは違う食事を楽しんでもらえるという点もメリットのひとつではないでしょうか。

ワンちゃんとの遠出に必要なグッズをご紹介

お出かけをするときに必要な荷物は、人間と犬では当然変わってきます。また、「いつもの散歩グッズだけで大丈夫」と思ったら大間違い。当日に困った!なんてことを極力防ぐために、事前にチェックしておきましょう。

お出かけグッズ①愛犬が落ち着ける場所

移動や休憩時のために用意しておきたいのが、場所を確保するためのグッズ。犬の身体の大きさに合わせたものを用意しましょう。足を伸ばせるくらいのサイズだと、疲れにくく、リラックスできてGOOD。今回は、2つのおすすめ商品をご紹介します。

2wayドライブベッド

2wayドライブベッド

こちらは家で使うベッドとしても、車内で使うドライブベッドとしても使用できる、2wayタイプの人気のベッドです。宿泊先があるのであれば、そこでもベッドとして使えますね。また、ふわふわと柔らかい素材なので、愛犬も安心して身を任せられるはず。

ドライブ用として使う場合は、カーシートの固定は助手席、後部座席ともに可能です。一方で室内でベッドとして使用する際には、カーシート固定用ベルトを収納できるポケットを装備しています。

サイドにポケットが付いているので、ペットのおやつやペットボトルを入れることもできますよ。また、 飛び出し防止のリード付きなところも安心できるポイントです。

ペット用ポータブルベッド

ペット用ポータブルベッド

こちらは折り畳み機能がついていて、持ち運びラクラクなペット用ポータブルベッドです。一般的なベッドだとかさばるものが多いのですが、こちらのベッドは小さくまとめられます。

組み立て方も、足を広げてシートを被せるだけ。こういった機能的なグッズがあるとお出かけ時に重宝しますよね。サッと取り出してすぐに使用できるので、アウトドアでも大活躍間違いなし!お出かけ好きな家族に人気のアイテムです。

お出かけグッズ②かけ布

愛犬をケージの中に入れて移動させる場合には、大きめの布を用意しましょう。移動時の目隠しなど、愛犬にとって落ち着いた空間を作ることができます。普段使用している布類を持っておくと、移動時や滞在先で緊張してしまうワンちゃんにとっての安心材料になりますよ。

お出かけグッズ③リード・首輪

外を散歩させる際に必須なのは、やはりリードと首輪。こちらも普段の散歩に使っているものでOKです。お出かけ先での散歩中に愛犬が脱走してしまったら大変なので、出発前にはリードや首輪に不具合がないか、今一度確認しておくことをおすすめします。

お出かけグッズ④トイレグッズ

トイレやトイレシーツなど、愛犬のための排泄グッズもお出かけ時のマストアイテム。こちらも普段から使用しているものを持っていくと愛犬も安心です。基本的には、旅行やお出かけだからといって持ち物を新調する必要はなく、普段使用しているグッズを持っていけば問題はありません。散歩時に使用するウンチ袋も忘れずに。

ロールペーパーホルダー

HappyDays ロールペーパーホルダー

 

こちらはロールペーパーホルダー。トイレットペーパーの取り出しが楽になると人気なアイテムです。マジックテープで止められるフックがついているので、ズボンや車の座席に取り付けられて便利ですよ。

もちろん普段の散歩でも使えます。「手元が塞がって散歩がしづらい…」とお悩みの方も、ぜひ検討してみてくださいね。

お出かけグッズ⑤フード・おやつ・お水&食器

食べ慣れたフードやおやつ、使い慣れた食器を持っていきましょう。万が一お出かけ時に食欲をなくしてしまっても、普段食べているものなら食べられることも。 また、食器もとても大切。普段使っているボウルと認識するだけで愛犬にとっては安心感を得られるので、持っていくと安心です。

お出かけグッズ⑥身体を拭くもの

外でめいっぱい遊んだ愛犬を、車内や滞在先などの室内にそのまま入れてしまうのは気が引けてしまいますよね。エチケットとして、身体についた砂や泥をいつでも拭けるようなグッズを用意しておきましょう。粗相があった場合にも安心ですよ。

お出かけ用除菌ウェットタオル 5本入り

HappyDays お出かけ用除菌ウェットタオル 5本入り

 

こちらのお出かけ用除菌ウェットタオルは、大判の除菌ウェットタオル。身体の大きなワンちゃんでも全身を拭けるサイズ感なのが嬉しいですね。一般的なウェットシートよりも破れにくく、かなりしっかりとした素材なのが特徴的。1つ持っておいても損はないはずです。

厚型大判なのはもちろん、お出かけでも気軽に持ち運べる個包装も嬉しいポイント。ペットのことを考えたノンアルコールなので、安心して使用できますね。

ワンちゃんとお出かけする際の注意点

愛犬とお出かけするなら、安心・安全に楽しめることが一番ですよね。愛犬にとっても飼い主にとっても、せっかくの遠出を良い思い出にするために、注意すべきポイントも事前に押さえておくことが大切です。

1~2時間ごとに休憩時間を挟む

お出かけ中は、なるべくこまめに休憩時間を挟んであげるようにしましょう。特に移動中は疲れやすく、ずっと同じ姿勢でいるので身体も固まってしまいます。

目安としては、お出かけ中の1~2時間に1回は休憩を挟み、水飲みやお散歩タイムを設けてあげること。適度にリフレッシュさせて、長旅でもめいっぱい楽しんでもらいましょう。

連絡先が分かるものを持ち物に入れる

もしも愛犬がお出かけ先で迷子になってしまったら、飼い主も愛犬もとても不安ですよね。万が一のことを想定して、連絡先が分かる迷子札などのグッズを持ち物に入れておきましょう。

首輪に直接連絡先を書き込めるようなグッズや、マイクロチップの埋め込みなどの便利な方法もあります。飼い主の責任として、万が一にも対応できるよう、事前にできることを調べておきましょう。

車内では身体を固定する工夫を

犬が助手席から顔を出していたり、運転する飼い主の膝に乗っていたりする光景を見たことがあるかもしれませんが、実はそれらは道路交通法違反に当たります。また、犬は乗り物酔いをしやすい動物なので、フリーにさせることで揺れを感じやすくなり、気持ち悪くなってしまうことも。

安全面や車酔いを考えると、ケージやクレートを使用したり、ドライブベッドや犬用のシートベルトなどのグッズを活用して、出来るだけ車内に固定しておくと安心です。

お出かけの2~3時間前に犬の食事を済ませておく

お出かけの直前に食事をさせてしまうと、移動中に乗り物酔いをしやすくなります。なるべくお出かけの2~3時間前には食事を済ませておくようにして、万が一乗り物酔いを起こしてしまったら、必ず休憩を取りましょう。

お出かけに慣れないワンちゃんであれば、移動や知らない場所に対し、何かしらの反応を起こすものです。デリケートな性格の子であればなおさらですよね。こまめに愛犬の様子はチェックして、無理なく過ごしてください。

車内に愛犬を残していかないこと

車から降りる際は、必ず愛犬を一緒に連れて行くようにしてください。車内には熱がこもりやすく、短時間でも車内温度が上がって熱中症になる危険性があります。真夏は特に要注意ですが、それ以外の季節でも危険性は十分にあります。命に関わる危険性もあるので、十分に注意してください。

お出かけ前に持ち物やグッズの最終確認を!

人間に必要なものはコンビニなどですぐ購入できることがほとんどですが、犬用グッズはなかなか手に入らないもの…。そのため、お出かけ前には必ず持っていくグッズの最終確認をしましょう。お出かけ先で不足しないように、不安であればグッズを買い足しておきましょう。

愛犬とのお出かけには必要なグッズを準備して、楽しい思い出作りを!

今回は、愛犬とお出かけする際に必要なグッズや、お出かけ時の注意点についてご紹介しました。便利な機能がついたグッズはたくさんあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。また、お出かけ前に必ず持ち物を確認し、忘れ物がないように気を付けましょう。

加えて、愛犬とのお出かけを楽しいものにするためには、迷子や熱中症などのリスクもしっかり把握しておくこと。愛犬の安心・安全を守り通すことが、飼い主の責任です。今回ご紹介した注意点を踏まえながら、愛犬との素敵な思い出を作ってくださいね!

日本は地震発生率が高い国です。いざという時にペットの安全を守れなかったら… そんな悲しいことは、なんとしてでも防ぎたいですよね。今回は、地震の時のペットのための備えや準備、対策を解説。ペットと暮らしている方は、愛する家族のために、事前に確認しておきましょう。

 

ブログ投稿者:yesk1214
yesk1214

大分に住んでいる20代後半の主婦です。動物好きな両親の影響で、小さい頃から犬やインコ、かめなど、たくさんのペットと一緒に暮らしてきました。実家を離れてからは、垂れ耳うさぎの「チョコ」をおむかえ。毎日癒しをもらっています。

 

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地震が起こってからでは遅い!事前準備の大切さ

数年ごとに大きな地震に見舞われている、地震大国日本。被害状況を知る中で、「飼われていたペットは大丈夫だったのかな…」と心配になった方もいらっしゃるかと思います。

地震そのものを防ぐことは出来ませんが、いざという時のために、ご自身のペットの安全を備えておきたいところ。災害後も愛するペットと一緒にいられるように、事前の準備を念入りに行いましょう。

その瞬間に慌てないために

事前準備が甘いほど、安全に避難できる可能性は低くなります。人間と違い、ペットには地震に対する知識があるわけではありません。パニックになりキャリーバッグに入ってくれなかったり、避難所へ行けても過ごし方がわからなかったりと、様々なトラブルが考えられます。

地震が起こった時どうするか、どのようなルートで逃げるのかを事前に考えておくことが大切。自治体によってはペット同行避難訓練が行われる地域もあるので、積極的に参加することをおすすめします。

ペットを受け入れてくれる避難所は限られている

日本の避難所はどこでもペットを受け入れてくれるとは限りません。場所によっては、ペットを連れて入れない避難場所もあるのです。最寄りの避難所がペットと一緒に利用できるのかどうか、しっかり確認してください。

もし最寄りの避難所に動物が入れなかった場合は、ペットと一緒に過ごせないことも。その場合にもペットの安全をしっかり守れるよう、友人や親戚と相談して預け先を決めておきましょう。

ペット用の食料はほとんどもらえない

地震が起こった後は避難所に様々な支援物資が届きますが、ペット用の食料などはほとんどもらえません。支援物資はどうしても人間のものが中心になるので、準備しておかないとペットを危険に晒すことに。

ペットが避難先でも健康に過ごせるよう、食料を備蓄しておくのが飼い主の責任。いつ地震が起こっても良いように、十分な食料を確保しておいてください。

地震が起きたときのペットのために必要な備え

地震が起こったその時に慌てて準備をするのでは、ペットの安全を守ることは難しくなります。飼い主は責任を持って、事前に様々な用意をしておく必要があります。

地震をやり過ごせても、ペットと過ごす非日常への不安は大きいはず。そんな不安を少しでも拭えるようにしたいですよね。

いざという時に安心な便利グッズもご紹介します。もしお持ちでない方は、ペットと安全に過ごせるように、購入を検討してみてください。

犬の場合

犬の場合は、迷子札やキャリーバッグ、首輪などが必要になります。自治体や避難所によっては、予防注射の接種済み票が必要になることも。これらの持ち物がないとペットを安全に避難させられない可能性もあるため、すぐに用意できるよう、手に届く範囲に準備してくださいね。

猫の場合

猫の場合も、キャリーバッグや首輪があると安心です。地震が起こってパニックになれば、恐怖で飼い主を攻撃してしまうことも。飼っている猫が好きなタオルやおもちゃを用意しておき、気持ちを落ち着けてあげましょう。

また猫がキャリーバックから逃げ出してしまい、迷子になるケースも考えられます。暴れても大丈夫なように、ケージやキャリーの扉をガムテープなどで固定しておくと良いでしょう。

その他の動物の場合

爬虫類や大型の鳥など他の動物を飼っている方は、避難所に同行できるか確認してください。避難所に連れて行けるペットの種類は、自治体や地域によって大きく異なります。例えば東京の場合、連れて行けるのは犬や猫、小型のげっ歯類などの一般的なペットだけ。

珍しい動物を飼育している場合は、地震が起こる前に同行避難ができるか確認してください。もしペットが受け入れてもらえない場合は、一時的に預かってもらう知人や施設を探しておく必要があります。

またうさぎやハムスターなどのペットの場合も、避難所には食料が届かない可能性が非常に高いです。地震後もペットが健康に過ごせるよう、水飲み器や餌入れ、フードなどを備蓄してください。

オススメ商品①HappyDays ペット用リュックキャリー

HappyDays ペット用リュックキャリー

地震の備えとしておすすめなのが、「HappyDays ペット用リュックキャリー」。リュックタイプのソフトキャリーで、犬や猫、小動物などと一緒に避難をする時に役立ちます。両手があくので避難に便利で、ペットが中から開けられないロックファスナーを使用しているところもポイントです。

リュックタイプなので疲れにくく、長く歩く時や遠くの避難所に行く場面では大活躍。体に沿うような形状なので、後ろだけでなく前で抱き抱えることもできます。いつでもペットの様子を確認し、様子を把握できます。

またリュックの中身は、クッション性がある中敷とシーツ止めがついたカバーが入っています。カバーは丸ごと洗えるタイプなので、衛生面でも安心。万が一の地震や災害に備えて、用意しておきたいアイテムです。

オススメ商品②お出かけ用除菌ウェットタオル(5本入り)

お出かけ用除菌ウェットタオル

「お出かけ用除菌ウェットタオル」も、地震に備えて用意しておきたいグッズの一つ。厚めで大きなウェットタオルなので、1枚でペットの体全体をしっかり拭き上げられます。不織布素材でタオルが丈夫なので、使っている途中で破れる心配もありません。

ペットに負担がかからないよう、ノンアルコール仕様なのも嬉しいポイント。また約2年間保存しておいてもタオルが乾燥しないので、災害用に備蓄しておくのにぴったりです。避難途中に汚れてしまったり、避難所に入る前には、ペットの身体を拭き上げてあげましょう。

オススメ商品③ペット用スリーピングバッグ

ペット用スリーピングバッグ

「ペット用スリーピングバッグ」も、地震の時に用意してほしいアイテムの一つ。ふわふわとしたクッションがついているので、避難所でもペットに負担をかけずに使えます。北欧テイストのシェブロン柄と、アウトドア定番のネイティブ柄があり、デザイン性が高いのも人気のポイント。

避難先でもペットが安心して眠れるように、普段から使用しておくのも良いですね。日常的に側にあるアイテムなら、いつもと違う環境になってしまっても、安心材料になるはずです。

オススメ商品④おでかけフードボウル

おでかけフードボウル

「おでかけフードボウル」も、大きな地震の時はもちろん、アウトドアやレジャーにも欠かせないアイテムです。ペットがいつでもどこでも水を飲めるように、受け皿を作ってくれます。水を入れても外に染み出さず、小さく折り畳めるため持ち運びにも便利ですよ。

地震が起きた後に取るべき行動って?

事前準備を進めつつも、地震が起きた後の過ごし方も想定しておく必要があります。考えられるトラブルを事前にイメージしておけば、ペットの不安を軽減させることができるはず。

避難時の問題点と対処法

避難時の問題点として最も多いのが、ペットと一緒に避難することができない、というもの。大きな地震に被災するとペットが興奮してしまい、なかなかキャリーバッグに入ってくれないというケースが多くあります。

またキャリーバッグに慣れておらず、暴れて自宅から連れ出せない…というケースも。普段からしっかりとしつけをしておき、スムーズに逃げることができるような準備が大切です。

まずは落ち着いてペットの安全確認を

地震が起こったら、まず落ち着いてペットの安全を確認します。地震でペットが怪我をしていないか、体調を崩していないか、きちんとチェックしてください。ペットの健康を確保した上で、避難所に同行させましょう。

また、飼い主自身がパニックになってしまっては元も子もありません。そんな飼い主を見たペットにも興奮が伝わってしまい、スムーズに逃げられなくなることも考えられます。まずは飼い主が落ち着いて、ペットを優しくなだめてあげられる余裕が第一です。

避難所ではルールを守って生活を

無事に避難できた後は、避難所のルールを守って生活するようにしましょう。ルールを守らないと他の避難者と問題になってしまい、避難所で生活できなくなることも。事前にルールを把握しておき、トラブルが起こらないよう準備してくださいね。

地震の後にペットと避難する上での注意点

ペットの健康に敏感に

避難した後は、ペットの健康に気を配ってあげてください。避難所ではペットと人間の場所が分かれており、一緒の空間で過ごせないこともあります。慣れない環境に置かれてしまい、強いストレスを感じて健康を損なう可能性も。

また水やフードが不足すると、ペットの体力が低下して下痢や便秘、食欲不振などの症状が表れることもあります。ペットの状態をこまめに確認し、できる限り不安を取り除いてあげましょう。

車で避難する時は熱中症に気をつけて

ペットと一緒に入れる避難所がない場合には、自家用車の中でペットと過ごすことになります。その際は熱中症に要注意。夏以外の季節でも、日中の車内の温度はかなり上昇します。クーラーをつけていても、気温が上がって体調が崩れる危険も。

車で避難をする際は水をしっかり与え、窓を開けて換気をしましょう。ペットだけを車内に残すことはなるべく控え、いつでも体調の変化に気付けるようにしておきましょう。また車外で散歩をさせたり、体を動かしてあげたりするのもおすすめですよ。

突然の地震に備え、普段の生活ですべきことは?

地震が起こってからどうするべきかを考えていては、ペットの安全確保は難しくなってしまいます。突然地震が起こっても良いよう、普段から意識的に過ごすことが大切。いざという時の負担を軽減するためにはどうするべきか、意識できることをまとめているので、参考にしてみてください。

地震に備えてペット用の物資を備蓄しておく

突然地震が起こっても大丈夫なように、ペット用の物資を用意しておくのは飼い主の責任。薬やフード、水などの健康や命に関わる物資は、1週間分ほど備蓄しておきましょう。防災用のかばんを用意しておけば、いざという時にすぐ避難に移れます。

きちんとワクチン接種をしておく

ワクチンの接種をきちんと済ませておくのも重要なこと。地震が起こった後の避難所での生活が長くなると、衛生状態の悪化やストレスから感染症が広がる場合があります。定期的にワクチンを接種させ、ペットの健康を維持してください。

また犬や猫の場合は、月に1回ほど寄生虫やノミ、ダニなどの駆除を行うのも大切。ペットの体が汚れて免疫力が下がらないよう、清潔を保つことを意識しましょう。

迷子札や首輪をきちんとつけて

地震が起こった時、ペットはパニックになって自宅から逃げ出し、迷子になってしまうこともあります。そんな時にもペットを見つけられるよう、迷子札や連絡先の書いた首輪をつけておくのが基本です。

しかし地震の後日数が経つと、ペットが痩せて首輪が取れてしまうケースも。頸部の皮下に埋め込むマイクロチップならば外れる心配がありませんし、はぐれた時にすぐ見つけられるので安心です。マイクロチップは法令で推奨されている方法でもあるので、是非検討してみてください。

物が落ちても怪我をしないような環境を作る

地震が起こった時、自宅でペットが怪我をしないような対策も必要です。大きな地震だと上から家具が落ちてきて、怪我をしてしまうことも。地震が起きてもペットに物が当たらないよう、普段から注意してください。

ケージでの生活に慣れさせておく

地震後の生活に備えて、普段からケージでの生活に慣れさせておくのも大切です。ケージに慣れていないと、避難先のケージ生活に強いストレスを感じ、ペットが苛立ってしまいます。日頃からケージで過ごさせ、「ここは安全だよ」と教えてあげましょう。

事前の準備を入念に、地震からペットを守りましょう!

私たちは、大きな地震がいつ起きてもおかしくはない日本に住んでいます。きちんと災害への準備をしないと、いざという時に無事に逃げることができなかったり、地震後のトラブルに見舞われてしまいます。

飼い主としての責任を果たすことはもちろん、愛する家族を失わないために、これを期にしっかりと準備しておいてくださいね。