猫を飼いたい!と思ったものの、初めての方なら「初心者だし分からないことだらけ」「可愛がるだけじゃなくて、現実的な面も知っておかなくちゃ」と不安なことも多いはず。この記事では、準備するものや注意点など、基本の猫の飼い方を解説しています。安心して猫をお迎えするために、是非チェックしてくださいね。

 

竹花みさと
竹花みさと

秋田県出身、北海道在住のフリーライターです。小学生のときに母の知人から譲り受けた猫との出会いをきっかけに、猫が大好きになりました。最近マイホームを購入したため、また猫と暮らせる日々を心待ちにしています。

 

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【初心者必読】猫を飼う上で必要な心構え

「忙しい日々の癒やしが欲しい」「とにかく可愛い猫が大好き!」と、猫をお迎えするキッカケや理由は様々かと思います。愛くるしい表情や柔らかい身体、甘える様子など、たまらなく可愛いですよね。一説には、猫と過ごすだけで人間への健康効果が得られるということが科学的に証明された、なんてことも聞きます。

そんなメリットだらけに見える猫との生活ですが、預かるのは一つの命です。飼い主としての責任を全うするために、猫を飼うための心構えは、お迎えする前にしっかりと胸に刻んでください。

 

お世話のために十分な時間を確保できるか

ペットは生活の全てを飼い主に依存して生活するもの。猫も例外ではありません。毎日の食事はもちろん、トイレや遊び、健康管理など、想像以上にお世話することはたくさんあるんです。

長期の旅行はほとんど行けなくなりますし、病気をしてしまったらいつ具合が悪くなっても対応できるよう、できる限り側にいてあげなくてはなりません。どんな時でも、家族の一員である猫を優先的に考えられるようにしましょう。

 

住環境を整えることは飼い主の責任

今お住まいの家がペットを飼えるのかどうか、きちんと確認しましょう!猫を飼えるお部屋だったとしても、大きさや頭数に制限がある場合も。飼ってみて初めて”この家では暮らせない”ということに気付く、なんてことは、決してないようにしてください。

また、飼育を始めてからの環境作りももちろん大切。猫は室内で飼うことが基本なので、拾い食いや誤飲がないよう、部屋をきれいにしておきましょう。他にも運動ができるスペースがあるか、トイレを置く場所はあるかなど、生活を送る上でのシュミレーションをしてみてください。

 

最期まで一緒に暮らす覚悟

猫は健康だと16歳前後まで生きるといわれています。比較的長寿な動物なので、その長い時間を共に過ごす覚悟が必要。あなた自身の就職や結婚など、様々な人生の転機があっても最期まできちんと飼うことができるか、よく考えましょう。

もしあなたが離れてしまったら、動物だって心に傷を負ってしまいます。決して途中で投げ出さない、そんな覚悟を持てているか、ご自身に問いかけてみてくださいね。

万が一、病気や怪我であなたがお世話できなくなってしまった場合、誰に頼るかも考えておくと安心です。ご友人や家族、近所の方ともコミュニケーションを取っておきましょう。

 

猫を飼う前に準備するものと環境について

猫をお迎えする前には、きちんと必要なものを購入し、環境を整えておくことが必要です。初心者さんは「何を用意すればいいの?」と戸惑うことも多いかもしれません。初心者さん向けに、最低限準備しておくべきものについてご紹介します。

キャリーケース

猫を自宅まで連れてくる際、病院に連れて行く際には移動のためのキャリーケースが必要です。段ボールなどの口が開いているものだと、脱走してしまう危険性があるので、蓋が閉まるものを用意しましょう。

ケージ

初心者の方は特に、ケージを用意するのがおすすめ。ケージ内にトイレや必要なものを置いておくことで行動範囲を把握しやすくなり、猫自身も生活の場所の区別がつくようになります。初心者さんだけでなく、先住猫がいたり、幼い子猫を新しく飼ったりする場合にも必須ですね。

キャットフード

迎え入れる猫の年齢に合わせて、キャットフードを準備しておきましょう。固形フードやウェットフードなど、数種類のフードを用意しておくと、好みの分かれる猫にも安心ですよ。

キャットフードの種類はとっても豊富。「年齢」「性別」「病気の有無」などに合わせて、適切なものを選んであげてください。

トイレ・猫砂

トイレは猫の飼い方に必須なアイテム。迎え入れる前に猫砂をセットし、排泄環境を整えておいてください。また、自宅のどの場所に設置するかも予め決めておくこと。お迎えした猫がトイレに慣れるために、ココと決めたらそのスペースから極力移動しない、というのは、基本の猫の飼い方として覚えておきましょう。

ベッド

夏であれば接触冷感のような涼しい生地のもの、冬であれば暖かく厚みのある毛布(猫は寒がりなので、ぬくぬくしたがります)など、季節に合ったベッドが必要です。ドーム型やハンモック型など、様々あるので比較検討してみてくださいね。

また、猫の飼い方として初心者さんにありがちなミスですが、人の出入りが激しい場所や常に明るい場所はベッドを置く場所に適していません。なるべく静かな室内にベッドを置いてあげましょう。

猫用の食器

猫を迎えるなら、食器も必須の道具です。ご飯用とお水用の2種類を用意しましょう。プラスチックは安価ですが雑菌が繁殖する可能性があるため、ステンレスや陶器がベター。猫のあごに「猫ニキビ」ができる可能性もありますので、注意しましょう。

爪とぎ

爪とぎの準備も欠かせません。爪とぎ器がないと、家中の家具に爪とぎをされてしまうこともあるので用意しておきましょう。段ボール製のもの、キャットタワーについているものなどさまざまな種類があります。初心者さんにはまず、扱いやすい段ボール製がおすすめです。

猫の飼い方キホンのキ!お迎えしたらトライすべきこと

初心者が初めからベストな猫の飼い方を実現することは難しいです。なので、基本は様子を見ながらゆっくりペースで取り入れていけばOK。猫を観察しながら「生活しづらそうだな」と思ったら変えてあげる、という方法で良いんです。

猫の様子に観察しながら、室内環境の整備やコミュニケーションの方法を少しずつ探っていきましょう。

猫の飼い方①トイレの場所を教える

猫の飼い方として、まずはトイレの場所を教えましょう。初心者さんには難しいと思われがちですが、トイレのしつけは意外と簡単です。 そわそわしている、辺りの匂いを嗅ぐなどのサインが現れたらトイレスペースに連れて行ってください。何度か繰り返すことで場所を覚えてくれますよ。

猫の飼い方②爪とぎの場所を覚えてもらう

猫をお迎えしたら、早めに爪とぎの位置を教えておきましょう。所構わず爪とぎされる心配が減るので、初心者さんの猫の飼い方も楽になってきます。猫は寝起きに爪を研ぐ習性があるので、寝床の近くに爪とぎをセットするのがおすすめですよ。

「ここはボロボロにされたくない!」という箇所には、カバーをかける、高い場所に置くなど、事前に対策をしておくとベストです。

猫の飼い方③自由に室内を歩いてもらう

特に子猫の場合は、最初はケージの中で飼育するのがベストですが、慣れてきたら自由に室内を散策させるのも猫の飼い方のひとつ。新しい環境に慣れさせて、リラックスして過ごしてもらいたいですよね。初心者さんは特に、猫が踏むとケガをしてしまいそうなものがないか、事前に注意深く確認して撤去しましょう。

猫の飼い方④キャリーケースに慣れてもらう

動物病院やペットホテルなどの外出時に活躍するキャリーケース。いざというときに入ってくれないと困るので、普段から慣れさせておくことが大切です。嫌がる猫をキャリーケースに入れることが初心者さんには難しいかと思いますので、少しずつ慣れてもらうようにしましょう。

猫の飼い方⑤おもちゃを使って遊ぶ

初心者さんが猫と楽しくコミュニケーションを取る方法は、なんといってもおもちゃを使って遊ぶこと。特に子猫は好奇心旺盛なので、楽しそうに遊んでくれるはず。 猫が本来持っている狩猟本能を満足させてあげるためにもおすすめですよ。

猫の飼い方⑥ブラッシングなどの毛並みケアも

ブラッシングは好きな猫と嫌いな猫がいるので、必要に応じてケアの回数を調整しましょう。ただし、猫は毛づくろいをすることで胃の中に毛が溜まると定期的に吐き出します。こまめなケアやセットで吐き出す頻度を減らしてあげると、猫も苦しくないですし、掃除も楽に済みますよ。

そのことを考えると、出来るだけブラッシングに慣れてもらえるように、ブラッシングの仕方を工夫してみるのが良いでしょう。

猫の飼い方に関する注意点とは

初心者が猫の飼い方で注意すべきことは、主に「飼育環境」「健康チェック」「病気の有無」などです。これらをこまめにチェックすることで、猫の快適で健康な生活に繋がります。

トイレ掃除はこまめに

トイレ掃除は猫の飼い方の中でも最重要!猫は綺麗好きなので、汚れているトイレだと排泄をしなくなるなんてことも…。最低でも、1日に1回はトイレ掃除をしてあげましょう。

健康チェックを欠かさない

ひとつの命を預かる以上、健康チェックを怠らないように過ごしてください。動物は言葉を発することが出来ないので、いかに飼い主が敏感に気づいてあげられるかが、愛するペットと共に健康で幸せな生活を送るための肝なんです。

例えば、食事量。与えるフードの量を一定にすることで、普段の食事量の目安が分かるので、それを基準に食欲の有無をチェックすることができます。 猫の飼い方の基本として、フードを与える量を一定にすることは覚えておきましょう。

また、排泄物の状態も健康状態のバロメーターになります。初心者さんには初めは難しいかもしれませんが、段々と分かるようになってきますよ。

他にも睡眠時間や運動時の調子など、「いつもと何かが違う」と気付ける場面はたくさんあります。そのためにも、”いつも”の調子はどうなのかを意識的に見ておくことと、一緒にいる時間を長くとる、ということがとても大切です。

初心者さんにおすすめの猫グッズ

ここからは、初心者さんにおすすめの猫グッズやアイテムをご紹介します。ケージやベッドなど、猫の飼い方が楽になり猫も快適に過ごせること間違いなし。 今回ご紹介するのはケージ、ベッド、ハンモック、猫砂の4点です。それぞれの商品について詳しく解説します。

Happy Days キャットハウス

キャットハウス

Happy Days キャットハウスは、全てが段ボールで作られたキャットハウスです。爪とぎもついており、猫のお気に入りの場所となってくれるでしょう。 狭くて暗い箱の中なので、安心して眠ることもできます。

また、リサイクル紙で作られており環境に優しいところもポイント。処分も簡単で費用が掛かりませんよ。見た目もシンプルで、どんなインテリアにもマッチします。

【初心者におすすめ】キャットサークルシングル

キャットサークル シングル

キャットサークルシングルは、初心者の猫の飼い方にもおすすめのコンパクトサイズなケージです。「動き回って大変!」という元気な子猫のお世話にもおすすめ。組み立て方法も簡単なので、女性一人でも安心です。

フェンスとフレームの間に隙間があるので、掃除のしやすさが魅力。 猫砂や毛の飛び散りを防ぐフェンスカバーもありますよ。扉は取り外して、側面にかけて収納出来るところもポイントです。

国産リバーシブルキャットハンモック

国産リバーシブルキャットハンモック ストロベリースター

先ほどご紹介した、キャットサークルシングルに取り付け可能なハンモックです。リバーシブルになっているので、質感やデザインの変更も2パターン。空間を有効活用しつつ、猫がくつろげるスペースを確保できます。

【初心者におすすめ】オードロック(猫砂)

オードロック 6kg

オードロックは猫のトイレ用猫砂です。消臭効果が高いので、初心者さんの猫の飼い方にとってもストレスなく過ごせます。 飛び散りにくく高品質な商品なので、使う猫も掃除する飼い主にも嬉しい商品です。

固まりやすく、使用した部分のみを簡単に取り除くことができるので、お掃除方法もとっても簡単!また、40日間の消臭効果や、猫の足に砂がつきにくいところも大助かりです。「無香料」と、水に触れた時だけやさしく香る「ベビーパウダーの香り」の2種類があります。

猫の飼い方の基本を押さえ、ペットとの幸せな毎日を♪

今回は、初心者向けの猫の飼い方と飼育時の注意点、おすすめのグッズについてご紹介しました。猫をケアしつつ、病気にならずに健康に過ごしてもらうためには、飼い主による環境の整備が必要です。

しかし、何よりも大切なのは、とにかく猫に愛情を注いであげること。お迎えしたからには、責任を持って猫の生涯を共にする覚悟を持ちましょう。猫が幸せに暮らせるためには、飼い主の愛情が必要不可欠です。