飼い主として心配な猫のお留守番。可愛い飼い猫に安心してお留守番をしてもらうために、どのような環境づくりをすればよいのか悩む方も多いのでは? 今回は、猫のお留守番について工夫できる環境づくりやおすすめのグッズについてご紹介しましょう。

 

竹花みさと
竹花みさと

秋田県出身、北海道在住のフリーライターです。小学生のときに母の知人から譲り受けた猫との出会いをきっかけに、猫が大好きになりました。最近マイホームを購入したため、また猫と暮らせる日々を心待ちにしています。

 

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猫のお留守番について飼い主が知っておくべきことは?

初めて猫にお留守番をしてもらう時や、子猫のお留守番の場合、「自分がいない間に何かあったら」「食事やトイレはきちんとできるかな?」「ひとりでも大丈夫かな…」と不安を感じる方もいるはず。まずは、猫のお留守番について飼い主が知っておくべき基本をご紹介します。

猫はお留守番が得意?

猫は自分が住み慣れている場所を大切にする動物です。そのため、普段と同じ場所であれば、お留守番自体はある程度得意な動物といえるでしょう。性格にもよりますが、環境さえ整っていれば、飼い主が少しの時間外出する程度なら問題なく過ごすことできそうです。

子猫や老猫のお留守番はおすすめできない

健康な成猫であれば、比較的安心してお留守番をさせることができます。ですが、子猫や老猫の場合は要注意。特に生後半年以内の子猫、何らかの疾患がある老猫の場合は、長時間の外出は控えましょう。また、多頭飼いの場合にも、トイレやご飯の頻度が高いので、お留守番させることはあまりおすすめしません。

分離不安症の猫は不安とストレスを抱えやすい

もしおうちで飼われている猫ちゃんが、家の中にいてもずっと付いてくるという場合には、「分離不安症」になっている可能性が高いです。分離不安症は、飼い主がいなくなると不安になってトイレを失敗したり、食欲をなくしたりしてしまうこと。こういった猫の場合は、お留守番では多大なストレスがかかってしまうこともあります。

ご自身の飼われている猫ちゃんの普段の様子は日頃からしっかりと観察して、お留守番が出来そうな子なのかどうか、見極めておきましょう。

不安な場合は知人やペットホテルに預ける方法も

お留守番をさせるのが不安な猫を飼っているけど、どうしても長時間外出しなければならない…そんな時には、知人やペットホテルに預けるという方法もあります。食事やトイレの心配はなくなるので、そういった場合にお任せ出来る方を事前に見つけておきましょう。

普段から慣れ親しんでいるご友人であれば、飼い主がいなくても猫がリラックスして過ごせるためおすすめです。

猫のお留守番はどのくらいの期間が限度?

丸1日なら、ほぼ問題なくお留守番OK

基本的に、健康な成猫であれば、丸1日程度のお留守番は可能といわれています。ただし、飼い主と長時間離れた経験がない猫は、いきなり丸1日以上留守にすることはおすすめできません。

また、その時の猫の体調によっても限度は変わってきますので、当日には慎重に判断しましょう。

2日以上の外出なら、ペットシッターや知人に預けよう

2日以上になると、フードが傷んだり、飲み水が足りなくなったりする可能性が出てくるため、注意が必要です。自動給餌器や自動給水器があれば安心ですが、そうでない場合に2日以上家を空けるのはちょっと心配。

2日以上外出する場合はペットシッターや知人に預ける方法がベストでしょう。信頼できる方に預けて、出来る限り早く家に帰ってあげてください。

猫のお留守番時に最低限必要なもの

普段と同じ環境でお留守番をしてもらうには、必ず準備しておかなければならないものがあります。ここでは、猫のお留守番時に最低限必要なものをお伝えします。特に初めてのお留守番は不安だと思いますので、当日はしっかりチェックしましょう。

必要なもの①食事・お水

猫のお留守番時に絶対必要なもののひとつが食事です。キャットフードはドライタイプのカリカリを選びましょう。ウェットタイプは水分が多いので傷みやすく、長期間のお留守番ではおすすめできません。目安としては、家を空ける期間に必要な食事の量+1日分を置いておくと安心です。

必要なもの②お水

お水は猫が誤って食器を倒してしまう場合に備えて、必ず3ヶ所以上に分けて設置してください。普段はそういったことがなくても、ストレスで普段と違う行動をしてしまう可能性もあります。お水の量もたっぷりと、必要量+1~2日分を置いておきましょう。

必要なもの③トイレ

お留守番時に限らず、基本的には頭数+1個のトイレがあることが望ましいとされています。お留守番中はトイレ掃除ができないため、外出時には必ずきれいに掃除してから出かけるようにしてください。猫砂は普段より多めに入れておくのがおすすめ。

トイレ環境を作る上でおすすめなのが、次の「猫砂オードロック」。

猫砂オードロック

ペットプロジャパン 猫砂オードロック

猫砂オードロックは、消臭効果が高く高品質な猫砂です。使った部分だけ固まるので、長期間のお留守番の後にも片付けが楽チン。安心してお留守番をさせられるおすすめアイテムのひとつです。

他にも、猫の足に砂がつきにくいところや、ほこりを99.9%抑えられるところも魅力です。ほこりがたったりボロボロになったりしないので、トイレ掃除のストレスが全く無くなったと話題なんです。

必要なもの④安心できるもの・遊べるもの

甘えん坊の猫ちゃんには、普段の生活で使っているアイテムを置いておくことで、猫ちゃんも安心して過ごすことができます。また、退屈な時間を減らしてあげるためにも、遊べるものを出しておいてあげると喜びますよ。

次にご紹介するキャットタワーは、ストレス解消にももってこい。「ポール」「ロングポール」「スイング」「スタンド」と、猫の好みや部屋のレイアウトによって種類を選ぶことが可能です。もし多頭飼いをしている方なら、それぞれの好みに合わせ、複数種類持っておくと良いかもしれません。

ねこちゃん大好き爪とぎキャットタワー

ねこちゃん大好き爪とぎキャットタワー スイング

ねこちゃん大好き爪とぎキャットタワー(スイング)

スイングタイプの爪とぎ。ポールが倒れてカサカサ音がなるので、猫ちゃんが夢中で遊びます。

ねこちゃん大好き爪とぎキャットタワー ポール

ねこちゃん大好き爪とぎキャットタワー(ポール)

ポールタイプの爪とぎ。立ち上がって爪とぎをする猫ちゃんにおすすめ。

ねこちゃん大好き爪とぎキャットタワー ロングポール

ねこちゃん大好き爪とぎキャットタワー(ロングポール)

ポールタイプの高さが増したもの。大きな猫ちゃんにぴったりですね。

ねこちゃん大好き爪とぎキャットタワー スタンド

ねこちゃん大好き爪とぎキャットタワー(スタンド)

スタンドタイプに椅子がくっついたもの。爪とぎも出来る、リラックスの場所に。

 
 

また、同じ爪とぎでは次のようなタイプのアイテムもあります。

ねこちゃん大好き爪とぎエイト

ペットプロジャパン ねこちゃん大好き爪とぎエイト

ねこちゃん大好き爪とぎエイトは、8の字になっている爪とぎです。どの方向からも爪とぎができるので、どんな猫ちゃんにも使いやすいつくりになっています。置いておくだけでインテリアにもなる、おしゃれなデザインもいいですね。

ねこちゃん大好き爪とぎソファ

ペットプロジャパン ねこちゃん大好き爪とぎソファ

 

こちらの「ねこちゃん大好き爪とぎソファ」は、段ボール材質でできている爪とぎソファ。そのため、お留守番中ものんびり眠ることができますし、寝起きで爪とぎをすることもできます。ベッドと爪とぎの機能を兼ね備えた、便利なアイテムです。

様々なテイストのインテリアに合わせやすい、パステル木目調のかわいいデザインもイチオシのポイントですよ。

猫のお留守番時にあると便利なアイテム

ここでは、猫のお留守番時に必須ではないものの、あると便利なアイテムについてご紹介します。より安心してお留守番させるために、是非参考にしてみてください。

便利なもの①自動給餌器・自動給水器

食事やお水が置いてあっても、そこにある分だけ食べたり飲んだりしてしまう場合もあるので、時間になると一定の量を給餌・給水してくれるものがあると便利です。

お水の容器を倒してしまうなど、アクシデントの心配もないので安心。外出することが多い飼い主さんは、一台あると非常に便利ではないでしょうか。

便利なもの②カメラ・モニター

留守中の猫の様子が心配なら、ペット用のカメラやモニターを設置しておく方法がおすすめです。猫が普段通り生活できているか、食事やお水は足りているかなど、外出先からも見ることができるので安心ですね。

猫のお留守番の注意点は?

猫をお留守番させるなら、あらゆる可能性を考えて準備をしておきたいところ。ここでは、猫をお留守番させる際に気を付けたい注意点をご紹介します。猫がストレスなくお留守番できるように、入念な準備をしてくださいね。

食事を置く場所に注意!

食事を置いておく場所には注意しましょう。ドライフードは傷みにくいとはいえ、直射日光が当たっていたり、あまりに湿気が多かったりする場所だと、傷んでしまいます。風通しが良く涼しい場所、高温多湿を避けた場所に食事を置くように心がけてください。

お水の器は倒れにくいものを選ぶ

せっかく十分な量のお水を用意しても、猫が食器を倒してしまう可能性もあります。お留守番中はストレスが溜まり、普段はしないことをしてしまうこともあるんです。お水の器は簡単に倒れないものを選んで、お水が蒸発しないよう、直射日光は避けた場所に置きましょう。

ケージに入れずに部屋のドアは開放する

お留守番をする際には自由に動き回れるよう、ケージに入れずに各部屋のドアを開放しておきましょう。動きを制限してしまうと、猫にとってはかなりのストレスになります。

また、空調によって暑い・寒いというのも体調の悪化に繋がりますので、季節に合わせて部屋の暖房や冷房を調整しておいてください。

夏のお留守番は熱中症に要注意!

特に気を付けたいのが夏のお留守番です。冬も寒さが心配ですが、夏は熱中症の可能性が特に高まり、最悪の場合には命の危険にさらされることも。そのため、夏にお留守番をさせる場合は必ず部屋の温度を確認し、快適に過ごせる環境を整えてください。

事故やケガを防げる対策をしておこう

お留守番中にケガやアクシデントを起こさないないよう、事故やケガ、誤食・誤飲を未然に防ぐような対策をしておきましょう。生ごみは外出前に処理しておく、刃物は鍵のかかる場所に置いておくなど、できる対策は全て行ってください。火事や脱走の防止も、いつも以上に対策しましょう。

もし多頭飼いをしているなら、猫同士でじゃれあって遊ぶことも多いですよね。そのような活発な行動をしても大丈夫な環境かどうか、今一度考えてみてください。

爪とぎやおもちゃなどのストレス解消アイテムも準備する

猫のお留守番中はどうしてもストレスが溜まってしまうので、爪とぎやおもちゃなどのストレス解消アイテムも用意しておきましょう。ストレスによって普段は爪を研がない場所で爪とぎをしてしまうこともあるので、心配であればカバーをかけておくこともおすすめです。

注意点を踏まえて、安心して猫にお留守番を任せよう

猫のお留守番の際に知っておきたいことや注意点、必要なものをご紹介しました。あなたの帰りを待っている猫ちゃんが、お留守番中にも出来るだけ快適に生活してもらうために、万全の用意をしておきましょう。