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トーイ

「プロフィール」

名前:トーイ          犬種:柴犬

誕生日:202072日        性別:男の子

ペットのあだ名:トーイ

トーイくんに好きなモノや嫌いなモノはありますか?

好きなモノはドライブやおもちゃ全般が大好きです。

嫌いなモノは雨です。お散歩できなくなるので…

↑大好きなおもちゃで遊ぶトーイくん

トーイくんとの出会いを教えてください。

前に飼っていた柴犬が亡くなり家の雰囲気が暗くなっていたのでもう一度犬を飼おうと母を連れて犬を探しに出かけました。柴犬を探していたのですがなかなか見つからず、ペットショップを何店舗も行ったり、電話をして柴犬がいるか確認したりしました。やっと柴犬がいるペットショップにたどり着き、そこで出会いお迎えしました。

↑赤ちゃん時代のトーイくん

トーイくんとの暮らしで印象に残っている出来事はなんですか?

優しい性格でおやつを与えると妹犬のりつに持っていきあげてから、自分の分をもらいにきます。ただ甘やかすだけでなく、やってはいけないこともしつけしてくれるのですごく助かっています。

↑妹犬のりつちゃんと遊ぶトーイくん

さいごにトーイくんへのメッセージをお願いします。

毎日一緒にいれることがすごく幸せです。旅行や出張などで数日会えない時もありますが、その時は帰ってきたときにいつもの何倍も喜んでくれるので癒されています。 これからも楽しい思い出を一緒に増やしていきたいです。

 

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山本由能(ペットフーディスト、ペット栄養管理士、犬の食事療法上級インストラクター師範)

「愛犬との暮らしをきっかけに犬の栄養学をたくさん学び実践してきました。
私が作ったごはんを愛犬が喜んで食べてくれる様子を見るのが何より幸せ。
愛犬の心と体を健康にするごはんを多くの人に伝えていきたいと思っています。」

 

今回ご紹介するのは、春の陽ざしが強まってくるこの時期にぴったりの、緑鮮やかな野菜と、脂質が控えめで良質なタンパク源である鶏ささみを使った、見た目も栄養もバランスの良い一品です。

ブロッコリーやアスパラガスなどの色とりどりの野菜は、ただ彩りを添えるだけでなく、抗酸化作用や水分代謝をサポートする栄養素も豊富。季節の変わり目にも体にやさしいレシピとして活用いただけます。

野菜の魅力や与えるときのポイントも含めて、ペット栄養管理士の山本が解説します。ぜひ、おうちの愛犬にも季節の恵みを感じるごはんとして、お試しくださいね。

色鮮やかな野菜とクリルオイルのメリット

日差しが強くなり始めると紫外線によるダメージが気になります。また気温上昇でも体調を崩さないためには、水分摂取を意識するなど体の内側からのケアも大事になってきます。

今回のレシピでは、ブロッコリー・ズッキーニ・アスパラガスといった緑の野菜に、にんじんフレークで作ったやさしい甘さのソースをかけました。

🟩 緑の野菜の魅力

今回使用したブロッコリー、ズッキーニ、アスパラガスには、見た目の鮮やかさだけでなく、健康をサポートする栄養素がたっぷり含まれています。

・ブロッコリー:抗酸化作用のあるスルフォラファンやビタミンCが豊富。免疫サポートに◎

・ズッキーニ:水分が多く、消化にもやさしい。βカロテンも豊富です。

・アスパラガス:アスパラギン酸で疲労回復サポート。

これらの野菜に共通しているのは、カリウムが豊富なこと。カリウムは、体内の余分な水分や老廃物の排出をサポートしてくれるミネラルです。

気温がぐんぐん上がるこれからの季節は、水分補給が大切ですが、古い水分を体外に出し、新しい水分と入れ替えることも理想的。そのサポート役として、カリウムの多い野菜はおすすめです。

 

🧡 にんじんソースで目や皮膚の健康維持

にんじんにはβカロテンが豊富に含まれており、体内でビタミンAに変換されて利用されます。ビタミンAは、主に目や皮膚、粘膜の健康維持に役立ち、これらは外部環境から体を守るバリア機能を担っています。

特に春から夏にかけては紫外線が強まり、皮膚や目への負担も増える時期。こうした季節の変化には、食べ物からのケアも取り入れてあげたいですね。

 

💧あったら加えたいクリルオイル

さらに、もしご自宅にクリルオイル(オキアミ由来のオメガ3脂肪酸)などがあれば、ほんの少し加えるのもおすすめです。野菜に含まれる脂溶性ビタミンの吸収率を高めてくれたり、オイルそのものにも、皮膚や被毛の健康をサポートしてくれる働きが期待できます。

愛犬用ささみと彩野菜レシピ

■材料

 

・野菜フレーク にんじん https://petpro.jp/product_1008/ 3g

・ささみ 50g

・ブロッコリー 20g

・アスパラガス 10g

・ズッキーニ 10g

・オートミール 20g

・すりゴマ 1g

・クリルオイルカプセル 1粒(あれば)

 

※上記のレシピは体重4kg成犬の半日分のカロリー(およびタンパク質量)相当量です。与える際は愛犬の適量を与えましょう。

カロリー(全量):およそ150kcal(材料全量)

 

 

■作り方

①小鍋に水300cc(分量外)とささみを入れて火にかけます。沸騰したら中火にして5分ほどでしたら火を止め、ささみを取り出します(ささみの太さによっても変わるため、火が通ったかどうかささみをほぐして確認してください)煮汁は使うのでそのまま置いておきます。

②野菜を切ります。野菜を食べなれてない愛犬の場合は、できるだけ細かく切るといいでしょう。

③①の煮汁をオートミールに大さじ5杯、にんじんフレークに大さじ3杯加えてふやかします。

④①の鍋に③の野菜を入れて火をかけ、やわらかくなるまで煮ます。

器にオートミール、ほぐしたささみ、茹でた野菜を盛り、③のにんじんフレークをよく混ぜてからかけます。最後にすりゴマとクリルオイル(あれば)を垂らしたら出来上がり。

 

■与える量(給与量)の目安やアレンジ

今回のレシピは、体重4㎏の半日分の平均的なカロリー量(およびタンパク質量)で作っています。脂質はトッピングのクリルオイルの微量なものくらいなので、若くて活発なタイプの子には少し物足りないことも。

そんな場合は、野菜をオリーブオイルなどで軽く炒めたり、オートミールの代わりに白米を使用したりすることで、自然なかたちでカロリーアップができます。

また、主菜のささみを豚バラ肉や鶏モモ肉に置き換える方法もありますが、ささみと同じ重量ではタンパク質がやや不足しがちです。目安としては、豚バラ肉ならささみの約1.6倍、鶏モモ肉なら約1.2倍の量が必要になります。全量を一度に置き換えるのではなく、ささみの一部を脂の多い部位に変えて様子を見る方法がおすすめです。

体格や体調、活動量に応じて調整してあげてくださいね。

さいごに

気温が上がってくると、愛犬たちもなんだか元気に動きたくなるようですね。私自身も、少しずつ散歩の時間を長くするようになってきました。

余談ですが、散歩が長くなるにつれ気になるのは、自分のお肌への紫外線ダメージ。最近は、ビタミンCを朝と昼に分けてこまめに摂るようにしており、イチゴやキウイ、パイナップルなどを意識して食べています。
ちなみに柑橘類には“紫外線と反応しやすい成分(ソラレンなど)”が含まれるため、摂るなら夜が安心と言われています。

こうして栄養について少しずつ知ることで、愛犬にも自分にも、毎日できる工夫が増えていきます。今回の内容が、みなさんと愛犬との暮らしに少しでも役立てばうれしいです。

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山本由能(ペットフーディスト、ペット栄養管理士、犬の食事療法上級インストラクター師範)

「愛犬との暮らしをきっかけに犬の栄養学をたくさん学び実践してきました。
私が作ったごはんを愛犬が喜んで食べてくれる様子を見るのが何より幸せ。
愛犬の心と体を健康にするごはんを多くの人に伝えていきたいと思っています。」

 

牡蠣には自然食材で摂り入れることが難しい「亜鉛」が豊富です。真牡蠣は寒い時期が旬ですが4月まではおいしく食べられますので貴重な栄養素を愛犬にもぜひ与えたいものです。といっても、肉の代わりに牡蠣をたっぷりというのは、食べなれない食材という点でも不安要素がありますから、豚肉など別の肉類と一緒に牡蠣を少し加えるという与え方がいいでしょう。

今回ご紹介するレシピは、お好み焼きの具材として牡蠣を使いました。牡蠣を与えるときの注意を含めて、ペット栄養管理士の山本が作り方を説明します。ぜひ参考になさってください。

犬に牡蠣を与えても大丈夫?

牡蠣は、犬にとっても栄養価の高い食材のひとつです。特に、自然の食材から摂取しにくい「亜鉛」が豊富に含まれており、免疫力の維持や皮膚・被毛の健康をサポートします。また、鉄分やビタミンB12も含まれており、貧血予防やエネルギー代謝の向上にも役立ちます。

ただし、与え方には注意が必要です。犬の食性として貝類をたくさん食べるということはありません。また、生の牡蠣には細菌やウイルスが含まれている可能性があるため、愛犬に与える際には必ず十分に加熱しましょう。加熱することで食中毒のリスクを減らし、安全に与えることができます。

牡蠣をスーパーなどで販売されているものは、生食用と加熱用の2種類があります。それぞれの特徴として、生食用は浄化処理が施されているため、細菌数が抑えられた状態で販売されています。風味は薄くなる傾向があります。一方、加熱用は浄化処理を行わないため、風味がしっかりしていますが、生では食べられません。また、どちらも常温で放置すると食中毒の原因となる菌が増えるのは同じです。生肉の取り扱いと同様に注意しましょう。切る直前まで冷蔵庫に入れておく。切ったらすぐに加熱調理しましょう。

また、牡蠣は貝類の中でも比較的柔らかい肉質ですが、初めて与える際は少量から試し、体調に問題がないか様子を見てください。特に胃腸が弱い子やアレルギーの可能性がある場合は、注意してください。

愛犬用牡蠣のお好み焼きレシピ

■材料

 

・野菜フレーク じゃがいも https://petpro.jp/post-16861/ 5g

・豚モモ肉(脂身は少し除く) 30g

・牡蠣 1/2個

・レンコン 20g

・キャベツ 13g

・ホウレンソウ 7g

・乾燥小魚(イワシ) 2

・太白ゴマ油(植物油など) 小さじ1/2

・イチゴ 1/3個

 

※上記のレシピは体重4kg成犬の1/3日分のカロリー相当量(たっぷりめ)です。

与える際は愛犬に合った適量を与えて下さい。

 

カロリー(全量):およそ120kcal(材料全量)

 

 

 

■作り方

①キャベツは線切り、豚肉・牡蠣・ホウレンソウは粗みじん切り、ホウレンソウは切ったあとに水につけておきます。レンコンはすりおろします。

※牡蠣や豚肉は常温で放置しないように注意してください。

②ホウレンソウを絞って水気を切り、①の材料とじゃがいもフレークと乾燥小魚を手で細かくつぶして一緒に混ぜます。

③フライパンに油をひいて、豚肉と牡蠣をしっかり炒め、上に②を乗せて焼きます。すぐに焼けるので弱火で形を整えながら焼いてください。4等分を目安に分けて焼くといいでしょう。

冷ましてイチゴを添えたら出来上がりです。

 

 

■与える量(給与量)の目安やアレンジ

今回のレシピでは、タンパク質量を体重4㎏の1/3日分の量ですが、カロリーは比較的多めです。カロリーを減らしたい場合は、豚肉の脂身を多めに取り除いたり、豚ヒレ肉を使ったり、炒める際の油をごく少量にする工夫をしたり、一日分の食事量の中で調整してください。

こげつきにくいフライパンやフライパンに敷いてこげつきにくくするアルミシートの利用、またはクッキングシートを使ってオーブンで焼いてもいいでしょう。

特に今回は粉類を使っていないので焼き固めるのが少し難しいです。カロリーは少し増えますが、小麦粉や片栗粉を振り入れると焼きやすくなります。

牡蠣が手に入りにくい場合は、鶏レバーなどをほんの少量使うのもおすすめです。牡蠣ほど豊富ではありませんが、鶏レバーにも亜鉛が含まれています。牡蠣と鶏レバーは、どちらも鉄分や亜鉛、ビタミンB群が豊富なので栄養価では似た特徴を持っています。何より愛犬たちが好物の素材でもあるので、犬用商品でも数多く販売されています。手軽な鶏レバーを使ってお好み焼きにトッピングしてもいいですね。

さいごに

牡蠣を正しく調理すると貴重な亜鉛が摂れます。最近では乾燥した牡蠣のおやつやふりかけの商品も出てきましたが、旬の新鮮な素材を使うのが手作りの楽しみのひとつです。おいしい時期の牡蠣を使っていろいろアレンジしてみてくださいね。

秀嶋 綾(獣医師)

愛犬のしつけで悩むことは多いと思いますが、きちんと向き合い、根気よく、しかも楽しくやっていくことで、かけがえのない関係性を築くことが出来ます。

素敵な愛犬ライフを楽しみましょう!

 

 Index

 

しつけとは

人とワンちゃんが互いに快適に暮らすため、ルールを決めて教えることを「しつけ」と言います。

仔犬と暮らし始めて、しつけをしなくては、と思う困りごとには以下のようなことがあげられると思います。

・咬み癖

・無駄吠え

・トイレの失敗

・社会化ができない など

これらは犬の習性からすれば異常な行動ではありませんが、一緒に暮らす上では問題のある行動になってしまいます。

家族の中でルールやコマンドを決めて、一貫した態度でしつけを行うことで、ワンちゃんとの信頼関係も深まります。

学習理論

しつけを始める前に、ベースとなる犬の学習の仕方を知っておきましょう。

犬は行動の結果に怒る良し悪しによって、その行動を増やしたり減らしたりします。分かりやすく言うと、損得勘定で行動すると考えてください。

例えば、

■お座りをしたらおやつをもらえた(得:嬉しいこと)→号令でお座りできるようになる。

■人の手や足を咬んでしまったらゲージに入れられた(損:嫌なこと)→手や足を咬まなくなる。

「嬉しいこと・楽しいこと」はしっかり褒める以外に、おやつをご褒美として使った方が効果的です。

「嫌なこと・悲しいこと」は無視をしたり、ケージに戻すなどして、構わないことが罰になります。

いわゆる体罰を行うしつけもありますが、むやみに体罰を行うことは、むしろ犬の攻撃性を引き出す結果となることもあり非常に危険です。犬のしつけは褒めることを基本としましょう。

 

それぞれの問題行動に対する対処方法

  • ①咬み癖

仔犬を飼い始めて、まず困るのが「甘噛み」かと思いますが、咬むという行動欲求はすべての犬が持っています。

遊びの延長、口で物を確かめる、歯が痒いなど、理由はいくつかあるかと思いますが、まずはロープ状のおもちゃで遊んだり、おやつを仕込んで楽しく学習できる知育トイなどを使って、この咬む欲求を満たしてあげましょう。

【手足を咬んだときの対処方法】

・咬んできたら(歯が当たるのも×)「痛い」や「ダメ」などの決めたワードを必ず大きな声で言いましょう。

・遊ぶのを中断し、犬の顔を見ずに無視しましょう。

―NG行為―

・手で遊ばせて咬ませ続ける

・咬まれた手を口の奥に押し込む

・落ち着かせようと抱きかかえたり撫でる

 

  • ②無駄吠え

咬むことと同様に、吠えることは犬にとって本能的な行動ですが、吠える理由は様々です。

・警戒や不安

・分離不安

・関心を求める行動、遊びの誘い

・認知症

【吠えるときの対処方法】

・基本的には吠える対象物からいったん遠ざかる

・叱るのではなく、静かになったらご褒美をあげる

・室内から窓の外に向けて吠える場合は、カーテンを閉める、窓のそばに行かせない

*おやつが欲しいなどの要求吠えの場合には、吠えても無視をしてください。

 

  • ③トイレトレーニング

トイレトレーニングの基本は、成功例を積み上げることです。成功して褒める回数を増やしていきましょう。

理想のトイレ環境は、寝床から少し離れた場所です。

サークルケージ内で排泄させたい場合は、寝床とトイレを分けられるサイズにしましょう。

幼少期は成功例を増やすために、排泄したい様子(そわそわする、においをかぐ、回る)が見られたら、トイレに誘導しましょう。排泄が出来たらしっかり褒めてご褒美をあげ、サークルから出して遊んであげましょう。

【失敗した時の対処方法】

・排泄物は静かに片づけ、においが残らないようにしっかり掃除する。

―NG行為―

・失敗を叱る。

*排泄行為自体を怒られたと勘違いすると、飼い主の目が届かないところで排泄したり、排泄物を隠すために食糞を増長させたりします。

 

  • ④社会化トレーニング

身体だけではなく心も成長する仔犬の時期に、適切な社会化を行わないと、問題行動につながる恐れがあります。

例えば、仔犬の時に様々な音(チャイム・花火・車・電車・雷など)に慣れていないと過剰に吠える原因になりますし、人や犬に慣れていないと警戒心から咬むなどの行動につながります。

社会化の適期は生後3~12週齢と言われています。なるべく早い月齢の時から外に連れ出しましょう(*ワクチン接種が済んでいない場合は、抱っこして連れていきましょう)。

<お散歩デビュー>

抱っこで連れていく場合にも、万が一を考えて、首輪(もしくはハーネス)とリードはつけておきましょう。

地面に慣れるまでは、ワンちゃんのペースでゆっくり、家の周囲から始めましょう。

食べられるようならおやつを与えながら、のんびり探検させてあげてください。

家の周囲に慣れてきたら少しずつ距離を伸ばしていきましょう。

*散歩はマナーが大切です。排泄物を処理するものもしっかり準備し、リードは適度な長さで持ちましょう。

犬の散歩は社会性を学び問題行動を抑制する効果があります。

小型犬だから外での運動は必要ない、ではなく、社会化不足にならないようにお散歩に連れていきましょう。

https://petpro.jp/wp-content/uploads/2021/09/blog_kisya03_img.jpg
山本由能(ペットフーディスト、ペット栄養管理士、犬の食事療法上級インストラクター師範)

「愛犬との暮らしをきっかけに犬の栄養学をたくさん学び実践してきました。
私が作ったごはんを愛犬が喜んで食べてくれる様子を見るのが何より幸せ。
愛犬の心と体を健康にするごはんを多くの人に伝えていきたいと思っています。」

 

3月はまだ寒さが残りますが、少しずつ春の気配を感じる時期です。気温が少しずつあがってくると愛犬たちは活動的になってきますね。

東洋医学の考えでは「春は解毒の季節」と言われていますが、体が活発になれば血行が良くなるなど体内の巡り(代謝)が良くなるという風に考えれば想像しやすいと思います。

今回ご紹介するレシピは、早春に摂りたい栄養素を意識した胃腸にやさしいポタージュです。ペット栄養管理士の山本が食材選びの理由もくわしく説明しますので、ぜひ参考になさってください。

早春に選びたい食材

寒い時期には犬も運動量が減る傾向があります。特にシニア犬や寒がりな犬種(チワワやイタリアングレーハウンドなど)は、寒さを避けるために動きが少なくなります。

春が近づいて気温が上がってくると日照時間も増えることで活動量が増すのは自然な流れです。特に日差しの刺激が体内時計に影響を与え、活発に動くようになります。運動量が増えると腸の働きも活発になるのでお腹が空きやすくなって食欲が増してくるでしょう。

とはいえ、胃腸は急な増量にびっくりしてしまうかもしれませんので、運動量が増えた場合は、食事の量を少しだけ増やして様子をみましょう。また特にシニア犬は気温差が苦手です。体の調整がうまくいかないのでストレスで消化器官の不調が出やすいものです。

以上を含めて早春の時期におすすめの食材をご紹介します。

・鯵(あじ)

筋肉や被毛の健康維持に必要なたんぱく質が豊富。冬の間に運動量が減った犬の体力回復にも役立ちます。また良質な脂を含み、特にDHA・EPAは、脳の働きを助けるだけでなく、関節の健康維持にも摂りたい成分。シニア犬に特に与えたい栄養素が豊富なのです。少量で良質なタンパク質が得られるのも胃腸にやさしいポイントです。

・菜の花

βカロテンやビタミンC、ビタミンEといった抗酸化成分が豊富に含まれています。これらは細胞を酸化ストレスから守り、免疫力の維持や老化予防に役立ちます。独特の苦み成分(イソチオシアネート)は、胃腸の働きを活発にし、消化を助ける作用があります。油で炒めることで比較的食べやすくなりますし、また摂りたい栄養素の吸収を助けてくれます。

・かぼちゃ

菜の花と同じ抗酸化成分を含み、また消化にやさしくエネルギー補給に役立ちます。自然な甘みがあり、多くの犬が好む野菜のひとつです。

愛犬用ポタージュ鯵と菜の花添えレシピ

■材料

 

・野菜フレーク かぼちゃ https://petpro.jp/product_1006/ 6g

・じゃがいも 60g

・鶏モモ肉 40g

・鯵 30g

・炊いた白米 20g

・菜の花 15g

・生モズク 小さじ1

・かつお節 ひとつまみ

・桜エビ 2匹(なくてもいい)

・オリーブオイル(サラダ油) 小さじ1

・牛乳または豆乳 40g

・水 150g

※上記のレシピは体重4kg成犬の一日分のカロリー相当量になります。適量を与えて下さい。

※鶏モモ肉は皮付きで使用します。カロリーを控えたい場合は取り除いてください。菜の花が手に入らない場合は、小松菜、青梗菜、春菊などを代用してください。

※鯵は小骨を取り除いておきます。

 

カロリー(全量):およそ310kcal(材料全量)

 

 

 

■作り方

①材料を切ります。目安として、じゃがいもは1cm角、菜の花は食べやすい大きさに粗みじん切りより大きめ、鯵は幅1cmで長さ3㎝、鶏モモ肉は2cmです。(小型犬が食べやすい大きさにしています)モズクも長い場合は小さく切っておいてください。

②小鍋に水、じゃがいも、鶏モモ肉、モズクを入れて加熱します。鶏モモ肉は出汁の役割もあるので水から入れておきます。火が通ったころに白米、牛乳(豆乳)を入れてさらに2分ほど煮てから火を止めます。

③フライパンにオイルを引き、まずは鯵を炒め、あとから火が通りやすい菜の花、かつお節、桜エビを入れます。

仕上げは②を冷ましてから器に入れ、③を盛りつけたら出来上がり。

 

 

■与える量(給与量)の目安やアレンジ

全量(レシピ分量)は300kcalで、体重4㎏成犬(避妊・去勢済み)の1日分の摂取カロリー相当です。

冷めると、じゃがいもと白米のデンプン質でとろみが増し、もったりとした食感になります。出来上がり写真は鯵と菜の花をトッピングにしましたが、全部混ぜておいたほうが残さず食べるタイプもいることでしょう。愛犬の食べっぷりを観察しながらアレンジしてください。鶏モモ肉はポタージュの風味を良くする役割がありますが、鯵を好む場合は、鶏モモ肉の代わりに全量を鯵(合計70g)にしても良いでしょう。脂肪は少なくタンパク質を増やすことができます。

逆に鶏モモ肉だけにしたい場合は、全量で100gほどにするとタンパク質をしっかり摂ることができます。脂肪が多くてカロリーが高くなりますが、何日も続けるようなことでなければ1週間のうちで調整して後半は低カロリーにして調整します。たとえば、鶏モモ肉ではなく、鶏胸肉やささみを使うとカロリーを減らせます。

さいごに

今回は早春を意識した食材を使ったレシピでした。このように手作り食は季節に合わせて考えるので体にもやさしい食事が作れます。栄養バランスが心配な場合は、ドッグフードの2割分だけを手作り食に置き換えてもいいでしょう。

生肉や生魚を調理する際の注意点として、犬は私たちよりも胃酸が強く、雑菌に対する抵抗力が高いといわれています。ですが、免疫力が低下している場合やシニア犬では影響を受けることがあります。そのため、生肉や生魚を調理する際は、常温で長時間放置しないことや、ドリップ(肉や魚から出る水分)が周囲に飛び散らないようにすることなど、普段の調理と同様の注意が必要です。安全に配慮しながら、ぜひ手作り食で愛犬の健康をサポートしてみてください。