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山本由能(ペットフーディスト、ペット栄養管理士、犬の食事療法上級インストラクター師範)

「愛犬との暮らしをきっかけに犬の栄養学をたくさん学び実践してきました。
私が作ったごはんを愛犬が喜んで食べてくれる様子を見るのが何より幸せ。
愛犬の心と体を健康にするごはんを多くの人に伝えていきたいと思っています。」

 

たくさん遊んで体に熱がこもったら、私たちはアイスクリームやかき氷を食べたくなりますね。愛犬にも、糖分や脂肪分を控えながら楽しめるひんやりおやつがあればと思うことはありませんか?

そこで今回は、牛乳(お好みでヤギミルクや豆乳でも可)で作るミルク寒天を凍らせて作る「ミルクジェラート」をご紹介します。寒天は溶けにくい性質があるため、ジェラートのような食感を楽しめるのが特徴です。前日に凍らせておき、少し解凍してから攪拌すると、ひんやりなめらかな仕上がりになります。

今回は、野菜フレーク かぼちゃのソースを添えたヘルシーなジェラートのレシピです。作り方とあわせて、与え方のポイントをペット栄養管理士の山本がご紹介します。

 

上手にクールダウンを

犬は汗をかいて体温を下げることが苦手な動物です。そのため、暑い日の散歩や庭遊びの後は、日陰で休憩したり水分を補給したりして、体を落ち着かせる時間も大切です。

特に興奮して遊んでいる最中は、自分から休憩を取らない犬も少なくありません。私たち飼い主が様子を見ながら、涼しい場所へ移動したり、水分補給を促したりすることが熱中症予防にもつながります。

今回ご紹介するミルクジェラートは、そんなクールダウンの時間に楽しめるひんやりおやつです。暑い日に少し体を休ませたいときのごほうびとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

愛犬用 ミルクジェラート かぼちゃソース添え

■材料

・牛乳(ヤギミルクや豆乳も可) 200cc+大さじ2(攪拌用)

・粉寒天 4g

・野菜フレーク かぼちゃ (https://petpro.jp/product_1006/) 2g

 

 

※上記のレシピは作りやすい分量で、野菜フレークは1食分の目安量です。

適量を与えてください。

カロリー:約140kcal

 

 

■作り方

①鍋に水400cc(分量外)と粉寒天をよく混ぜてから加熱します。沸騰したら一度鍋底までかき混ぜ、吹きこぼれないように注意しながら2分ほど加熱したら火を止めます。

寒天はしっかり沸騰させて溶かすことが大切です。加熱が不十分だと固まりにくくなるため、この工程は省略しないようにしてください。

② ①の粗熱がとれたら牛乳を混ぜ、容器に小分けして冷凍します。製氷器を使ってもいいでしょう

③冷凍したミルク寒天は冷蔵庫へ移し、2~3時間ほど置くと手で崩せるくらいの固さになります。細かく崩したら、牛乳大さじ2を加えてブレンダーで攪拌し、なめらかにします。

氷の粉砕に対応したブレンダーを使用する場合は、冷蔵庫で置く時間を短縮することもできますが、機器への負担を減らすためにも少しやわらかくしてから攪拌するのがおすすめです。

※ブレンダーは氷の粉砕に対応した機種を使用してください。また、対応機種でも氷のサイズに指定がある場合がありますので、取扱説明書をご確認ください。

④野菜フレーク かぼちゃに水大さじ1(分量外)を加えてソースにします。器にミルクジェラートを盛り、かぼちゃソースをかけたら出来上がりです。

■与える量(給与量)の目安やアレンジ

今回のレシピは、全量で約140kcalです。体重4kg前後の成犬であれば、1回あたり全量の1/9程度(約15kcal)が目安です。

ミルクジェラート自体には甘みがついていませんが、私たち用にはちみつなどシロップをかけるとおいしく食べられます。ご家族みなさんで楽しんでください。

愛犬たちが外で遊ぶ前にジェラート状まで仕上げておくと、冷蔵庫で1時間ほどはその状態を保つことができます。時間が経つと少し水分が出てきますが、軽く混ぜると再びジェラートのような食感になります。

暑い日の庭遊びや散歩のあとなど、クールダウンが必要なときのおやつとして活用してみてください。ただし、冷たいものが苦手な愛犬やお腹がゆるくなりやすい愛犬には、与えすぎないよう注意し、体調を見ながら取り入れてください。

さいごに

暑い季節は、水を飲むだけでなく、食べ物からも水分を摂る工夫が役立ちます。

体が熱くなっているときは、ひんやりしたお楽しみがうれしいもの。

暑い季節ならではのお楽しみとして、愛犬の様子を見ながら取り入れてみてくださいね。

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山本由能(ペットフーディスト、ペット栄養管理士、犬の食事療法上級インストラクター師範)

「愛犬との暮らしをきっかけに犬の栄養学をたくさん学び実践してきました。
私が作ったごはんを愛犬が喜んで食べてくれる様子を見るのが何より幸せ。
愛犬の心と体を健康にするごはんを多くの人に伝えていきたいと思っています。」

 

どんどん気温が上がるこれからの季節は、犬たちも積極的に水を飲むようになります。ですが、体の中の水分は、呼吸や体温調節などによって、じっとしていても少しずつ失われています。

できれば、水だけでなく、食べ物からも自然に水分を摂れることが、体の潤い維持にも役立ちます。犬に与えてもよい肉や魚、野菜には水分を多く含むものも多く、日々の食事に取り入れることで自然な水分補給につながります。

 

そこで今回は、ドライフードを主食とする愛犬に、おいしく野菜が食べられる工夫として、ポテトサラダを作りました。

トッピングを加える際は主食の量を調整することもあるため、今回は犬たちにとって良質なタンパク源となるささみも添えています。

 

今回は、水で溶かすだけで簡単になめらかになる野菜フレークを使ったレシピです。作り方とあわせて、与え方のポイントを、ペット栄養管理士の山本がご紹介します。

食べ物から水分を摂るメリット

ドライフードを主食とする場合は、食事中の水分量が少なくなりやすいため、トッピングなどで自然に水分を補う工夫もおすすめです。

 

食べ物に含まれる水分は、タンパク質や食物繊維などと一緒にゆっくり体に取り込まれるため、水だけを飲む場合よりも、体の潤い維持に役立つと考えられています。水分は飲み水から摂ることも大切ですが、食材の中に含まれる水分は、食べ物と一緒にゆっくり腸を移動しながら吸収されていくため、自然な形で体に取り込まれやすいという特徴があります。

また、水分を含む食材を一緒に与えることで、食事の香りが立ちやすくなり、食いつきの変化につながることもあります。特に気温が高くなる季節は、飲水量だけに頼らず、食べ物からも少しずつ水分を摂ることが、毎日の健康管理にも役立ちます。

 

今回は少量のスイカを添えています。きゅうりと同様にカリウムが豊富で、水分代謝をサポートする食材としても知られています。古い水を捨てて新しい水を取り入れることが期待できます。食べやすい果物ですが、やはり一度にたくさん与えすぎると軟便・下痢の原因になりますので注意してください。

愛犬用 野菜入りやわらかオートミールクッキーレシピ

■材料

・ささみ 35g
・すいか 10g
・きゅうり 8g
・白菜 7g
・野菜フレーク じゃがいも(https://petpro.jp/post-16861/) 6g
・にんじん 5g
・しめじ 3g

※上記のレシピは作りやすい分量です。適量を与えてください。
カロリー:約60kcal

 

■作り方

①ポテトサラダに使う野菜は、生でも食べやすいきゅうり以外は加熱して使います。愛犬が食べやすい野菜でいいですが、白菜やきゅうりなど水分たっぷりの野菜を選ぶのもおすすめです。

②野菜はすべてみじん切りにします。例えば、にんじんやしめじは細かめ、白菜は少し粗め、きゅうりは食感が残る程度にやや大きめにするなど、食材によって切り方に変化をつけてもいいでしょう。

③小さな鍋に水(分量外400ccほど)とささみを入れ、火が通るまで茹でます。

④耐熱容器に白菜、にんじん、しめじ、③の茹で汁50ccを入れ、電子レンジで加熱します。600Wで1分ほどが目安です。

⑤ ④耐熱容器に白菜、にんじん、しめじ、③の茹で汁50ccを入れ、電子レンジで加熱します。600Wで1分ほどが目安です。

■与える量(給与量)の目安やアレンジ

今回のレシピは、全量で約60kcalです。体重4kg前後の成犬であれば、1日分のトッピング量として使いやすい分量です。愛犬それぞれの体格に合わせて調整して与えてください。
トッピングする際は、主食のドライフードを減らすことも忘れないでくださいね。

ポテトサラダ用に、ほかの野菜を使うなら、ミニアスパラガス、ブロッコリー、オクラ、トマトなど、比較的犬が好みやすい野菜です。

タンパク源としてはささみを添えましたが、もっとカロリーを増やしたい場合は、脂質の多い鶏モモ肉を使うといいでしょう。もちろん、牛や豚、白身魚など食べられるものでタンパク質を補ってください。トッピング量なので厳密な計算ではなく、どれも同程度の量を目安に調整してください。

さいごに

暑くなると胃腸にも負担がかかりがちです。食事の変化はなるべくゆるやかにしていきましょう。少量ずつ与えてうんちの状態を確認してください。

お水も傷みやすくなる時期ですので、朝晩を目安に器を洗って新しい水に交換することや、食材もできるだけ新鮮なものを使うなど(冷蔵保存が必要なものを室温で長く放置しない)気を付けてくださいね。

これからの暑い季節も元気に過ごせるよう、水分を意識しながら、ぜひ楽しんで作ってみてくださいね。

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山本由能(ペットフーディスト、ペット栄養管理士、犬の食事療法上級インストラクター師範)

「愛犬との暮らしをきっかけに犬の栄養学をたくさん学び実践してきました。
私が作ったごはんを愛犬が喜んで食べてくれる様子を見るのが何より幸せ。
愛犬の心と体を健康にするごはんを多くの人に伝えていきたいと思っています。」

 

5月から6月にかけて、本格的な暑さを迎える前のこの時期は、気温や湿度の変化により、愛犬の様子にも少しずつ変化があらわれやすい時期です。活動量が増えたり、食欲が出てきたりする場合には、必要な栄養やカロリーの調整も意識してあげたいですね。
たとえば、うっかりジャーキーや肉類に偏りがちになる場合は、野菜も少し取り入れてみることがおすすめです。

今回は、オートミールを使った簡単に作れるやわらかいクッキーをご紹介します。オイルを使わず、バナナや野菜の自然な甘みとトマトのほどよい酸味で、バランスよく食べやすく仕上げました。手でちぎっても粉が落ちにくいしっとりタイプなので、トレーニング時にも与えやすい一品です。

作り方とあわせて、与え方のポイントを、ペット栄養管理士の山本がご紹介します。

オートミールのバリエーション

オートミールには、ロールドオーツのほか、クイックオーツやインスタントオーツ、スティールカットオーツなどいくつか種類があり、それぞれ食感や調理のしやすさが異なります。

私たち人用のざくざくとした食感のクッキーにはロールドオーツがよく使われます。ですが、愛犬用のおやつとして取り入れる場合は、消化へのやさしさも考慮したいところです。

今回のような焼き菓子には、やわらかく仕上がりやすいインスタントオーツを使うことで、口当たりがよく、食べやすい仕上がりになります。用途や食感に合わせて、オートミールの種類を選ぶのもおすすめです。

市販のオートミールは種類の表記だけでは分かりにくいこともあります。迷ったときは、粒が薄く、やや細かく砕かれているようなものを選ぶと、やわらかく仕上がりやすくなります。

また、パッケージにふやかす時間の目安が記載されている場合は、時間の違いを見比べて選ぶのもおすすめです。

愛犬用 野菜入りやわらかオートミールクッキーレシピ

■材料

・バナナ 50g
・オートミール(インスタントオーツ) 25g
・トマト 20g
・野菜フレーク とうもろこし (https://petpro.jp/product_1007/) 10g

※上記のレシピは作りやすい分量です。適量を与えてください。
カロリー:約180kcal

 

 

■作り方

①バナナは皮ごと計って50gほどで準備しておきます。

②トマトをみじん切りにし、バナナと一緒に混ぜます。
バナナがつぶしにくい場合は、30秒ほど電子レンジで加熱してやわらかくします。

③野菜フレーク(とうもろこし)、オートミール、②に水大さじ1(分量外)を加えて混ぜます。

水の量は材料の水分量によって調整します。材料がまんべんなく混ざり、スプーンですくって軽く形をまとめられるくらいでOKです。

④オーブンシートの上に、③の生地を直径2cmほどになるようにスプーンですくってのせ、薄く伸ばします。(今回の分量で約16個分です)
160℃に予熱したオーブンで約20分焼いたら出来上がりです。

■与える量(給与量)の目安やアレンジ

今回のレシピは、全量で約180kcalです。オイルを使用していないため軽めの仕上がりですが、おやつとしては与えすぎに注意しましょう。

やわらかい食感でも、オートミールやバナナには食物繊維が含まれているため、一度にたくさん与えるとお腹がゆるくなることもあります。

目安として、体重4kgの小型犬であれば、1日に2~3枚程度から様子を見ながら与えるのがおすすめです。

賞味期限の目安は、水分を多く含むやわらかいクッキーのため、気温が高い時期は冷蔵庫で保存してください。3日以内を目安に早めに使い切るようにしましょう。冷蔵庫に入れると乾燥して硬くなりますが、電子レンジで10秒ほど温めると、やわらかさが戻りやすくなります。

少量ずつ作りたい場合は、生地を薄く伸ばした状態で、作りたい分だけ残し、残りは冷凍保存するのもおすすめです。
焼く際は、軽く解凍してから包丁で切り分け、加熱してください。

さいごに

今回は、野菜の甘みがおいしいクッキーのご紹介でした。犬は甘みのあるものへの反応が良いため、こうしたおやつに、普段あまり食べない野菜を少し混ぜて、食べ慣らしていくのもおすすめです。

野菜フレークはとうもろこし以外にも、かぼちゃ、にんじん、じゃがいもなどさまざまな種類がありますので、ぜひ愛犬の好みに合わせて楽しんでみてください。

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「愛犬との暮らしをきっかけに犬の栄養学をたくさん学び実践してきました。
私が作ったごはんを愛犬が喜んで食べてくれる様子を見るのが何より幸せ。
愛犬の心と体を健康にするごはんを多くの人に伝えていきたいと思っています。」

 

春は気温差が大きく、愛犬の体にも少しずつ変化があらわれやすい季節です。寒暖差や生活リズムの変化により、お腹の調子がゆらぎやすくなることもあります。
今回は、豚肉を使ったお好み焼きをご紹介します。エネルギー補給を意識しながらも、小麦粉や卵の代わりに、やさしい口当たりとお腹への負担に配慮してオートミールと豆腐を使用しました。かぼちゃの甘みのあるソースがおいしさをプラスしてくれます。
作り方とあわせて、この時期に意識したい食事のポイントを、ペット栄養管理士の山本がご紹介します。

素材の役割(小麦粉や卵の代わりに使える食材)

一般的なお好み焼きは、つなぎとして小麦粉や卵を使うことが多いですが、体質や体調に合わせて他の食材で代用することもできます。今回のレシピでは、今回のレシピでは、オートミールと絹ごし豆腐を使用しています。
オートミールは水分を吸ってやわらかくなり、豆腐はやさしい口当たりで消化にも配慮できます。ただし、卵を使う場合よりも生地はやわらかく仕上がります。よりしっかりした食感にしたい場合は、豆腐を使わず、片栗粉大さじ1程度を加える方法もあります。
また、豆腐の代わりに卵(約1/2個)を使うと、よりふんわりとまとまりやすくなり、栄養のプラスにもつながります。お好みやパートナーの体調に合わせて調整してみてください。

■オートミールの性質
食物繊維が豊富で、腸内環境を整えるサポートが期待できます。水分を含むことでやわらかくなり、満足感も得られやすいのが特徴です。体重管理や、便の状態を整えたいときにも取り入れやすい食材です。

■絹ごし豆腐の性質
消化がやさしく、水分も多いため、胃腸が敏感なパートナーにも向いています。植物性タンパク質を含み、体への負担が少ないのも魅力です。食欲が落ちている時期や、シニア期のサポートとしても活用できます。

愛犬用 豚肉のやわらかお好み焼き

■材料

豚こま肉 80g
・キャベツ 40g
・絹ごし豆腐 大さじ2
・オートミール 12g
・小松菜 10g
・野菜フレーク かぼちゃ(https://petpro.jp/product_1006/) 4g

・桜エビ 0.5g
・サラダ油 小さじ1/2

※上記のレシピは作りやすい分量です。適量を与えてください。
カロリー:約300kcal

 

 

■作り方

①豚こま肉を使います。脂質を控えたい場合は、脂身を取り除いてから使うと安心です。

②小さめに焼いたほうが与えやすいため、豚こま肉は3cmくらいに切ります。
キャベツは千切りに、小松菜は粗みじん切りにします。

③耐熱容器に②の野菜を入れ、水(分量外)大さじ1を加えて、電子レンジ(600W)で1分加熱します。
オートミールは湯(分量外)大さじ2をかけてふやかし、絹ごし豆腐を加えて混ぜます。

加熱した野菜と桜エビを軽くほぐしながら加え、全体をよく混ぜておきます。

④フライパンにサラダ油をひき、豚こま肉を先に炒めます。
その上に③の生地をのせて焼きます。
今回は6等分にしました。やわらかい生地なので、小さく分けて焼くと形がまとまりやすくなります。

⑤野菜フレーク(かぼちゃ)に水(分量外)大さじ3を加えてソースを作ります。
焼きあがったお好み焼きに適量をかけて与えてください。
甘みや栄養を手軽にプラスでき、水分補給にもつながります。

■与える量(給与量)の目安やアレンジ

今回のレシピは、体重4kgの成犬の1日分量を目安に、胃腸にやさしい内容にしました。トッピングとして少量ずつ利用する場合は、残りを冷凍保存しておくと便利です。

材料の主役は豚こま肉です。豚肉の大きな特徴は、ビタミンB1(チアミン)を豊富に含むこと。エネルギーを作る働きや、神経や筋肉の健康維持に欠かせない栄養素です。アミノ酸バランスも良く、犬にとって良質なタンパク源となります。

ただし、胃腸を休ませたい場合は脂身を取り除いたり、量を少なめに調整しましょう。鶏ささみ肉に変えるのもおすすめです。今回のレシピは卵を使わず、代わりにオートミールや豆腐を使用していますので、とてもやわらかい口当たり、消化にもやさしいです。若くて活発な愛犬には、卵を使うことで、タンパク質や脂質、カロリーを増やすアレンジも可能です。体調や活動量に合わせて調整してみてください。

野菜フレーク(かぼちゃ)は、水に溶くだけで甘みのあるトロッとしたソースになります。βカロテンを含み、健康維持をサポートし、自然な甘みでおいしさもプラスしてくれます。

さいごに

今回は、春におすすめのお好み焼きをご紹介しました。春キャベツが手に入りやすい時期には、ぜひ取り入れてみてくださいね。かつお節や青のり、ゴマなどのトッピングもおすすめですが、体にやさしい野菜フレーク(かぼちゃ)も、栄養面や水分補給のサポートとして活用しやすい食材です。

 

ぜひ、愛犬の好みに合わせたアレンジも楽しんでみてください。

 

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「愛犬との暮らしをきっかけに犬の栄養学をたくさん学び実践してきました。
私が作ったごはんを愛犬が喜んで食べてくれる様子を見るのが何より幸せ。
愛犬の心と体を健康にするごはんを多くの人に伝えていきたいと思っています。」

 

今年のクリスマスは、愛犬にも特別な一皿を用意してみませんか。
今回は、豚肉ミンチをベースにしたミートローフを中心に置き、まわりをじゃがいもフレークと茹でブロッコリーでリースのように飾りつけた、華やかなプレートを作りました。

星形に抜いた黄色パプリカや刻んだパプリカ、ミニトマトを散らすと、まるで本物のクリスマスリースのような彩りになります。野菜の甘みとお肉の香りが合わさり、見た目も香りも楽しめる一皿に仕上がります。

難しい工程はなく、ミートローフもオーブンに入れてしまえば簡単。
愛犬のための“特別だけど作りやすい”クリスマスメニューとして、ぜひ試してみてください。

 

今回は、この「ミートローフのクリスマスプレート」の素材の役割と作り方を、ペット栄養管理士の山本がご紹介します。

豚ミンチと冬のやさしい野菜でととのえる、冬の養生

冬は、冷えと乾燥がもっとも強まり、体がぎゅっと縮こまりやすい季節。中医学では「腎(じん)」の力が弱まりやすい時期とされ、気血を補いながら体をあたためる養生が大切です。
犬たちにとっても、寒さで体力を消耗したり、血の巡りが滞りやすくなる頃。そこで活躍するのが、豚肉と冬におすすめの野菜です。

◆ 豚ミンチ

豚肉は、冬の養生に欠かせない“気血を補う”食材。寒さで消耗しがちなエネルギーをしっかり補い、体の内側からじんわり温めてくれます。

さらに、豚肉は乾燥しやすい皮膚や粘膜に潤いを与える働きもあり、冬ならではのカサつき対策にもぴったり。香りがよく、食欲が落ちがちな愛犬でも食べやすいのも嬉しい点です。

◆ ブロッコリー(冬に強い緑黄色野菜)

ブロッコリーは冬の食卓に心強い野菜。ビタミンCや葉酸などの“冬に不足しやすい栄養”をしっかり補い、免疫サポートにも役立ちます。

茹でたブロッコリーは、好む犬も多い扱いやすい素材です。茎の部分利用する際は、硬い皮を取り除いて使うといいでしょう。

◆ マッシュルーム(冬の胃腸にやさしい軽さをプラス)

マッシュルームはうま味が豊かでクセがなく、キノコ類の中でも比較的食べやすい素材です。豚肉のコクに軽さを添え、冬に負担がかかりやすい胃腸をいたわってくれます。食べすぎが続きやすい年末にも、低カロリーなマッシュルームはバランスを整える“調整役”として活躍します。

愛犬用ミートローフのクリスマスプレートレシピ

■材料

・野菜フレーク じゃがいも https://petpro.jp/product_16861/ 8g

・豚ミンチ 85g
・ブロッコリー 15g
・パプリカ(黄) 15g
・マッシュルーム 10g
・オートミール 10g
・ミニトマト 3
・溶き卵 大さじ1
・卵殻カルシウム ひとつまみ(商品の給与量を参考にしてください)

※上記のレシピは小型犬用作りやすい分量です。カロリーを参考に適量を与えてください。
※毎食手作り食を続ける場合は、カルシウム補給を意識しましょう。
一方、たまに与える程度であれば、卵殻カルシウムは省いても問題ありません。

カロリー(材料全量):約350kcal

 

■作り方

①ブロッコリー、マッシュルーム、パプリカは下茹でしておきます。パプリカは星型でくりぬき、残りは細かく切ってリースの飾り用にしました。ミニトマトも1個分くらいを小さく切って飾ると、より華やかになります。

②ミニトマト2個は3㎜幅の輪切り、マッシュルームは薄切り、ブロッコリーは房は細かく、茎は細切りにしました。野菜を食べなれない愛犬用には、細かくみじん切りにするのがおすすめです。

オートミールは大さじ2のぬるま湯(分量外)でふやかします。

じゃがいもフレークに水大さじ4(分量外)を加えて混ぜたら、ブロッコリーの房と合わせてリース用にします。

③ボウルに豚ミンチ肉、オートミール、溶き卵を入れて粘りが出るまでこねます。
耐熱容器に半量入れ、②の野菜を並べ、残りをかぶせて野菜をサンドするようにします。ミニトマトは上にも少し乗せると華やかです。
170度に予熱したオーブンで20分焼きます。
※小さな容器がなかったので、アルミホイルを丸めて大きさを調整しています。カップケーキ用の容器で何個かに分けてもいいでしょう。

④③を適量切って、皿の中心に置きます。

そのまわりにじゃがいもフレークとブロッコリーでリースの形に盛り付け、パプリカやミニトマトを飾れば出来上がりです。

 

 

■与える量(給与量)の目安やアレンジ

今回のレシピは、全量は体重4㎏成犬の1日分としては、比較的高カロリーになります。イベント用として愛犬に合った適量を与えてください。カロリーを減らしたい場合には、豚ミンチ肉を7割ほどにして、残りを豆腐や鶏ささみに変えるといいでしょう。

 

少量が作りにくい場合には、多めに焼いて、後からヒト用にケチャップ、塩コショウやお好みのソースで食べていただくのもおすすめです。

さいごに

今回のレシピは、イベント用で見た目重視になりましたが、野菜フレークがあればひと手間を省くことが出来るので、時短でレシピを楽しめますし、野菜の甘みは嗜好性が高いので愛犬の食の幅を広げてあげるサポートになります。

 

お時間のあるときに、ぜひ“クリスマスプレート”作りを楽しんでくださいね。

 

 

 

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山本由能(ペットフーディスト、ペット栄養管理士、犬の食事療法上級インストラクター師範)

「愛犬との暮らしをきっかけに犬の栄養学をたくさん学び実践してきました。
私が作ったごはんを愛犬が喜んで食べてくれる様子を見るのが何より幸せ。
愛犬の心と体を健康にするごはんを多くの人に伝えていきたいと思っています。」

 

11月は秋の終わり。地域によっては、もう冬の気配を感じる頃かもしれません。

気温の低下とともに、体は冷えやすく、思わず肩をすくめてしまう季節です。

 

そんな時期にぴったりなのが、体を内側から温めてくれる「お魚とささみの根菜グラタン風ごはん」。

やわらかな鱈とサーモンに、ささみを合わせ、旬の根菜をたっぷり使いました。

じゃがいもと昆布だしのソースを合わせ、香ばしいパン粉でグラタン風に仕上げています。

 

本格的な寒さが訪れる前に、体をやさしく労わるごはんです。

 

今回は、この「お魚とささみの根菜グラタン風」の素材の役割と作り方を、ペット栄養管理士の山本がご紹介します。

魚と昆布でととのえる、秋の養生

秋は、体が苦手な「冷え」が始まる季節。本格的に寒くなる冬に不調を出さないためには、秋のうちから体をととのえる養生が大切です。中医学でも、秋は「腎(じん)」のケアを始める季節。冬に向けてエネルギーを蓄えるための知恵が、たくさん伝えられています。

犬たちにとっても、夏の疲れを引きずりやすく、冷えや血の巡りの滞りが少しずつ影響し始める頃。そんな季節に役立つのが、「魚」と「昆布」の組み合わせです。

◆魚(サーモン・鱈)
秋から冬にかけて、魚は体をやさしく温めて元気を補う食材。サーモンの温性は、冷えやすい季節の体を温め、血行を促して皮膚や被毛のケアにも役立ちます。
また良質な脂質を持ち、特にEPADHAは、血液の流れをスムーズにし、冬に向けた体づくりをサポートしてくれます。

一方の鱈はクセがなく、消化にやさしい平性の食材。サーモンの脂質をほどよく和らげてくれるので、2種類を組み合わせることで、温めと整えのバランスがとれた理想的な一皿になります。

◆昆布だし
昆布は、海のミネラルを豊富に含み、腎をいたわる食材として昔から親しまれています。
その穏やかなうま味は、体の水分バランスをととのえ、内側からしっとりと潤いを与えてくれます。

出汁として使えば、塩分を控えながらも素材の味を引き立て、心までほっとするような温かみのある仕上がりに。

さらに、昆布のグルタミン酸とうま味の相乗効果で、魚や根菜の風味がいっそう引き立ち、自然なおいしさが広がります。

愛犬用お魚とささみの根菜グラタン風のレシピ

■材料

・野菜フレーク じゃがいも https://petpro.jp/product_16861/ 5g

・サーモン 30g

・鱈 30g

・ささみ 40g

・レンコン 20g

・サツマイモ 20g

・ブロッコリー 15g

・ニンジン 15g

・太白ゴマ油(もしくはサラダ油など) 小さじ1

・パン粉 3g

・昆布だし 100ml

・卵殻カルシウム ひとつまみ(商品の給与量を参考にしてください)

※上記のレシピは体重4kg成犬の一日分の目安量です。適量を与えてください。

※毎食手作り食を続ける場合は、カルシウム補給を意識しましょう。
一方、たまに与える程度であれば、卵殻カルシウムは省いても問題ありません。

 

カロリー(材料全量):約240kcal

 

 

■作り方

①材料は食べやすい大きさ(写真では魚やささみは約1.5㎝角ほどにしています)に切ります。

ニンジン、レンコンは消化しにくいため、細切りや薄切りがいいでしょう。野菜を食べなれない場合は、出来るだけ小さなみじん切りにしてください。

②小鍋に、昆布だし(大さじ1.5を取り分けた残り)と水200mlを入れます。

野菜のうち、ニンジン・レンコン・サツマイモを先に加えて火にかけます。

沸騰したら中火にし、約5分茹でます。

その後、魚・ささみ・ブロッコリーを加え、灰汁が出たらその都度取り除きます。

すべての材料に火が通ったら、火を止めて粗熱を取ります。

③アルミホイルの上にパン粉を広げ、太白ごま油をまわしかけます。

トースターで約1分加熱し、きつね色になり始めたら取り出します。

焦げやすいので、色づき始めたら早めにストップしてください。

④野菜フレーク(じゃがいも)に取り分けておいた昆布だしを混ぜて、とろっとしたソースにします。

器に②とカルシウム剤を適宜入れ、その上にソースを乗せてさらに③のパン粉をふったら出来上がり。

 

■与える量(給与量)の目安やアレンジ

今回のレシピは、体重4kgの成犬(避妊・去勢済み)の1日分の分量で、カロリーはやや控えめです。そのまま1食分として与えても、トッピング用に小分けしてもOKです。

カロリーを増やしたい場合は、ささみを鶏もも肉や豚肉など脂の多い肉に変えたり、炊いた白米を30gほど加えるのもおすすめです。

炊いた白米30gで、約47kcalアップします。

これで、体重4kgの避妊・去勢済み成犬にとって平均的な1日の摂取カロリー(約280kcal前後)になります。

逆にカロリーを控えたい場合は、パン粉を焼くときに油を使わず、乾煎りするように焼いてください。

さいごに

今回のレシピは、冬に備えて体を内側から温めることを意識しています。

じゃがいもとパン粉でグラタン風に仕上げたのは、私たちが見た目を楽しむだけでなく、好き嫌いのある愛犬にもいろいろな食材を食べやすくする工夫です。

 

素材の種類が多いので、少し手間に感じるかもしれませんが、手作りの時間も、愛犬との心のぬくもりに変わります。

お時間のあるときに、ぜひ“ごはんの冬支度”を楽しんでくださいね。

 

 

 

 

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山本由能(ペットフーディスト、ペット栄養管理士、犬の食事療法上級インストラクター師範)

「愛犬との暮らしをきっかけに犬の栄養学をたくさん学び実践してきました。
私が作ったごはんを愛犬が喜んで食べてくれる様子を見るのが何より幸せ。
愛犬の心と体を健康にするごはんを多くの人に伝えていきたいと思っています。」

 

今年は長い猛暑が続きましたが、ようやく秋らしい空気を感じられるようになりましたね。

秋の楽しみのひとつに、愛犬たちがハロウィンのコスチュームを着ている姿をみること。なかなか凝ったものが増えてきたように思います。

 

今回はハロウィンを楽しむ一品として、見た目もかわいい「かぼちゃのお団子」を作りました。中には鶏ミンチで作ったやさしいお団子、外側にはサツマイモとかぼちゃのパウダーを合わせた鮮やかなペーストをまとわせました。

ジャック・オ・ランタン風に仕上げれば、食卓もハロウィン気分いっぱいに。
完全手作りではなく、ごはんの一部としてイベントに添える一品ですが、愛犬と一緒に季節を楽しむのにぴったりです。
今回は、愛犬用ハロウィンかぼちゃ団子の素材の役割や作り方を、ペット栄養管理士の山本がご紹介します。

食欲の秋と換毛期にやさしいごはん

10月は、昼夜の寒暖差が大きくなり、体調を崩しやすい季節です。
夏の疲れが残るうえに、涼しくなって運動量が増えることで食欲も旺盛になりがち。実際にこの時期は、食べすぎや消化不良で動物病院を訪れる子も少なくありません。

さらに秋は換毛期の真っ盛り。新しい毛が生えるのにエネルギーや栄養を多く必要とするため、胃腸にやさしく栄養をしっかり届けられる食材を選びたい時期でもあります。

そんな季節におすすめなのが、かぼちゃとさつまいも
自然な甘みで食欲を刺激しながらも消化にやさしく、食物繊維はお腹の調子を整え、かぼちゃのβ-カロテンは皮膚や粘膜の健康をサポートしてくれます。鶏肉と組み合わせれば、換毛期に欠かせないタンパク質もしっかり補給できます。

今回作ったレシピは、そんな秋のケア食材を組み合わせ、ハロウィン仕様に仕上げました。食欲の秋も「少しずつ」を意識してくださいね。

愛犬用ハロウィンかぼちゃのお団子のレシピ

■材料

・野菜フレーク かぼちゃ https://petpro.jp/product_1006/ 5g

・鶏ミンチ肉 50g

・さつまいも 40g

・片栗粉 4g

・バター 4g

・イタリアンパセリ(無くてもいい) 少量

・キュウリ(飾り用) 少量

 

(コウモリ:添え物)

・ブロッコリーの芯

・にんじん

・黒ゴマ

※上記は作りやすい分量です。適量を与えてください。

 

カロリー(材料全量):約220kcal

 

 

■作り方

①さつまいもは火が通りやすいように小さく切ります。
仕上げの飾り用に皮の部分も使うので、厚さ1ミリで長めに切ります。

②ボウルに鶏ミンチ肉、片栗粉、イタリアンパセリ(こまかくちぎって)を入れてよくこねてから、3つに分けてお団子の形にします。

③鍋にお水400mlほど入れて①と②を入れて茹でます。

④茹でたさつまいもはつぶしてバターを加えます。

かぼちゃパウダーに水大さじ1~1.5杯(分量外)を加えてふやかしたものを加えてよく混ぜます。お団子のまわりに塗って、飾りの目や口などをつけたら出来上がり。

※飾りは、さつまいもやきゅうりの皮を切って作ります。写真のコウモリは、ブロッコリーの芯、にんじんの薄切りを茹でてからクッキー型で抜き、黒ゴマをつけています。

 

■与える量(給与量)の目安やアレンジ

今回のレシピ全量は約220kcalです。体重3㎏の成犬(避妊・去勢済み)なら、控えめながらもほぼ1日分のカロリーに相当します。主食としてではなくごはんの一部として、小型犬は1日に1〜2個を目安に与え、その分はいつものフードを減らして調整してください。体格や活動量に応じて調整してみてください。

また、バターを省けば約30kcalオフにできます。乳製品のコクは嗜好性アップに役立ちますが、もともと食欲旺盛なタイプなら無理に加えなくてもOKです。

さいごに

今回のレシピは、見た目もかわいいハロウィン仕様ですが、秋の寒暖差で弱りやすい胃腸をいたわり、換毛期の栄養補給にも役立つ一品です。
季節の変わり目は、お腹の調子に少し注目するだけで、シニア期の不調を防ぐことにもつながります。
普段から食材の働きを意識しながらケアを続け、イベント気分もぜひ楽しんでくださいね。

 

▼そのほかのハロウィンレシピはコチラ

・ハロウィンのかぼちゃスープ 

・ハロウィン用カリカリクッキー

 

 

https://petpro.jp/wp-content/uploads/2021/09/blog_kisya03_img.jpg
山本由能(ペットフーディスト、ペット栄養管理士、犬の食事療法上級インストラクター師範)

「愛犬との暮らしをきっかけに犬の栄養学をたくさん学び実践してきました。
私が作ったごはんを愛犬が喜んで食べてくれる様子を見るのが何より幸せ。
愛犬の心と体を健康にするごはんを多くの人に伝えていきたいと思っています。」

 

夏の暑さが少しずつ和らぎ、朝晩には秋の気配を感じる9月。

とはいえ、この時期は夏の疲れがお腹に残り、体も少しお疲れモードになりやすい時期です。

そんなときにおすすめなのが、消化にやさしく、食べるとほんのり甘みが広がる「お魚とにんじんポタージュ」です。

やわらかい鱈に、旨みを引き立てる少量のマグロ、香り豊かな野菜を合わせ、オートミールと長芋のとろみで仕上げました。魚が苦手な愛犬には、鶏肉に置き換えても作れます。優しい味わいと栄養をぎゅっと詰めた、秋の入り口にぴったりの一皿です。

今回は、愛犬用お魚とにんじんポタージュの素材の役割やレシピについて、ペット栄養管理士の山本がご紹介します。

とろみでやさしく包む、オートミールと長芋の力

季節の変わり目は、人も犬もお腹が少し疲れやすい時期です。特に9月は、夏の暑さによる消耗や、室内での冷房による冷えが重なる時期。

犬たちは私たちより低い位置で過ごすため、クーラーの冷気を直接受けやすく、思った以上に体が冷えていることもあります。そんな環境が続くと、胃腸の働きが落ち、本調子を維持しにくくなります。

そんなときに活躍するのが、「とろみ」を上手に使ったごはんです。今回のレシピでは、とろみの素としてオートミールと長芋を選びました。

◆オートミール
水分を含むとふんわりやわらかくなり、β-グルカンという水溶性食物繊維が自然なとろみを作ります。このとろみは食材同士をなじませ、胃腸にやさしい口当たりにしてくれます。さらに、消化しやすい炭水化物源として、元気を補うエネルギーにもなります。

◆長芋のすりおろし
とろみづくりの名人です。植物性の粘り成分は水溶性食物繊維や粘性多糖類で構成され、胃腸の内容物をゆるやかに移動させるため、消化への負担が少なくなります。また、長芋には消化酵素のアミラーゼが含まれ、デンプンの分解を助ける働きもあります。やわらかな甘みは、魚や野菜の風味をやさしく包み込み、全体をまろやかに整えます。

オートミールと長芋、この二つの力で、季節の変わり目にぴったりのほっとする一皿になります。

愛犬用お魚とにんじんポタージュのレシピ

■材料

・野菜フレーク にんじん https://petpro.jp/product_1008/ 2g

・鱈 30g

・マグロ 10g

・オートミール 5g

・長いも 10g

・小松菜 5g

・パプリカ 5g

・マイタケ 5g

・白ゴマ 0.5g

・あおさ 少々

・牛乳(ミルク類) 40ml

・オリーブオイル 小さじ1/2

※上記のレシピは体重4kg成犬の半日分の分量です。適量を与えてください。

なお、ミルクは(犬用ミルク、ヤギミルクなど愛犬に合わせて変更してください)

 

カロリー(材料全量):約150kcal

 

 

■作り方

①鱈とマグロは食べやすい大きさ(写真では約1.5㎝角ほど)、小松菜、マイタケはみじん切りに、パプリカは細切りに。長いもはすりおろします。

②小鍋に牛乳、水100ml(分量外)、野菜フレーク、鱈の半分量を入れて加熱し、鱈に火が通ったら火を止めて冷まします。

③フライパンにオリーブオイルをひき、残りの鱈、マグロ、小松菜、マイタケ、パプリカを炒めます。

炒めた小松菜とマイタケは②の鍋に加えます。残りの鱈・マグロ・パプリカはトッピングとして盛りつけます。最後にすった白ゴマとあおさをふれば出来上がりです。

 

■与える量(給与量)の目安やアレンジ

今回のレシピでは、体重4㎏の成犬(避妊・去勢済み)の半日分の分量で、カロリーは少し高めです。低カロリーにしたい場合は、牛乳を小さじ1に減らしたり、パプリカの代わりにトマトにしてもいいでしょう。

作り方のアレンジでは、すべての材料を鍋で煮て、フライパンで炒めるのを省いても作ることができます。オリーブオイルを使わない分、カロリーオフにもなります。

おすすめとしては、小松菜やパプリカなど、緑黄色野菜のβカロテンは脂溶性なのでオイルと一緒に摂ると吸収率が高まります。
また、マイタケやお魚もオイルで炒めることでより香ばしく食欲をそそります。食欲旺盛でカロリーを抑えたい愛犬の場合は、すべて煮る方法で作ってみてください。

さいごに

今回のレシピは、夏の終わりの胃腸疲れを労ったり、シニア犬の食べやすさにも配慮できます。本格的な秋を迎える前にお腹の調子を整えて元気を保ち、おいしい秋の味覚をより楽しみにしたいものですね。

ぜひ、愛犬の好みに合わせてアレンジを楽しみながら作ってみてください。

https://petpro.jp/wp-content/uploads/2021/09/blog_kisya03_img.jpg
山本由能(ペットフーディスト、ペット栄養管理士、犬の食事療法上級インストラクター師範)

「愛犬との暮らしをきっかけに犬の栄養学をたくさん学び実践してきました。
私が作ったごはんを愛犬が喜んで食べてくれる様子を見るのが何より幸せ。
愛犬の心と体を健康にするごはんを多くの人に伝えていきたいと思っています。」

 

暑さが本格化する8月は、愛犬の体も内側から元気をチャージしたい時期です。
薬膳の考えでも、「夏バテ予防」や「水分の巡りを整える」食材をうまく取り入れることが大切とされています。

今回ご紹介するレシピは、そんな考えをヒントにした、夏の野菜と豚肉をバランスよく組み合わせた一皿。

しっかり栄養をとりながら、かぼちゃの甘みやごまの香ばしさで、食欲が落ちやすい時期でも美味しく食べられるよう工夫しました。
トッピングにも主食にもなる、使いやすい夏レシピです!

今回は、豚肉とゴーヤの夏野菜ミックスの素材の役割やレシピについて、ペット栄養管理士の山本がご紹介します。

 

ゴーヤと豚肉、夏にうれしい薬膳の知恵

◆ ゴーヤ:夏の熱をクールダウン

独特の苦味があるゴーヤは、薬膳では「清熱(熱を冷ます)」や「利水(体の余分な水分を流す)」とされる夏にぴったりの野菜。

ビタミンCやポリフェノールも含まれ、体調を崩しやすい時期のサポートに役立ちます。

苦味が気になる場合は、さっと茹でて炒めることで食べやすくなります。

 

◆ 豚肉:夏バテに負けない“気”の補い役

豚肉は薬膳で「気(エネルギー)」と「血」を補う食材とされ、夏の疲労回復におすすめ。

たんぱく質やビタミンB群が豊富で、暑さで食欲が落ちたときにも、無理なく栄養をとることができます。

 

今回は脂身の少ないモモ肉を使用し、ヘルシーに仕上げました。脂質も大切な栄養素ですが、暑さで胃腸が疲れ気味になっていると感じたら、できるだけ低脂肪にするのもケアのひとつになります。

愛犬用豚肉とゴーヤの夏野菜ミックスのレシピ

■材料

・野菜フレーク かぼちゃ https://petpro.jp/product_1006/ 大さじ1

・豚肉(モモ肉) 30g

・ゴーヤ 5g

・ピーマン 5g

・ミニトマト 1

・キュウリ 3g

・ちりめんじゃこ 1g

・白ゴマ 1g

・オリーブオイル 小さじ1

※上記のレシピは体重4kg成犬の1/3日分のカロリー相当量です。

1食分または、トッピングとして適量を与えてください。

 

カロリー(全量):およそ110kcal(材料全量)

 

 

■作り方

①豚肉と野菜は食べやすいよう、それぞれ細かく切っておきます。写真の野菜の長さは2~3㎝ほどです。

②小鍋にゴーヤとちりめんじゃこ、水200㏄ほど入れて茹でます。ゴーヤに軽く火が通ったくらいでOKです。ちりめんじゃこの塩抜きを兼ねた下茹でです。

③フライパンにオリーブオイルをひき、豚肉、ピーマン、②のゴーヤ、ちりめんじゃこを入れて炒めます。

④かぼちゃフレークは大さじ1の水と混ぜ、白ゴマをすります。③とトマト、キュウリ、かぼちゃフレークを乗せて、最後に白ゴマをふったら出来上がり。

■与える量(給与量)の目安やアレンジ

今回のレシピでは、体重4㎏の成犬(避妊・去勢済み)の1/3日分相当のカロリーです。そのまま1食分としても、トッピングとして適量ずつ主食のフードに混ぜてもいいでしょう。

・トッピングの場合
主食(総合栄養食)を3~4割減らして、このレシピを混ぜるとカロリー調整がしやすく、味の変化で食欲アップも期待できます。

 

・初めての食材がある場合
まず1/4量からスタートし、2~3日かけて量を増やしてください。

 

・ダイエット中

オリーブオイルで炒めず、茹でると約40kcalオフになります。

 

・水分アップアレンジ

かぼちゃフレークに混ぜる水の量を少し多めにして全体に和えると、食べやすくなり、水分補給にも役立ちます。

 

・夏バテ気味の食欲不振対策

出来上がりをブレンダーなどでペースト状にし、主食にウェットフードのようにかけてトッピングするのもおすすめです。水分量はお好みで食べやすいとろみになるよう小さじ1ずつ増やすなど調整してください。

さいごに

ゴーヤは苦いから食べないのでは?と思いがちですが、意外と多くの犬が平気で食べてくれます。今回のように甘みのあるかぼちゃフレークを混ぜるとさらに食べやすくなるので試してみてください。

私たちも愛犬たちも旬の野菜を取り入れて、暑さがきびしい日々を少しでも健やかに過ごせるといいですね。