「愛犬との暮らしをきっかけに犬の栄養学をたくさん学び実践してきました。
私が作ったごはんを愛犬が喜んで食べてくれる様子を見るのが何より幸せ。
愛犬の心と体を健康にするごはんを多くの人に伝えていきたいと思っています。」
みなさん、クリスマスはどんな過ごし方をされますか?
愛犬もきっと家族の気持ちを察してソワソワしているのでは。
今回は簡単にできて見栄えがするミルフィーユのご紹介です。作ったときにはぜひ愛犬に与える前に写真を撮ってくださいね。
レシピで使用する湯葉の原料である大豆の栄養についてもペットフーディストの山本が説明します。
湯葉に含まれる栄養
今回使用するのは乾燥湯葉。ぬるま湯にくぐらせて戻してから(使用する湯葉の説明書きを参照ください)トースターでほんの数分焼くだけでパリッとします。
原材料は大豆。ご存じの通り豆乳(大豆と水)を過熱して表面に出来た膜をすくって乾燥させたものなので、大豆の栄養素がたっぷり含まれています。
・タンパク質豊富で三大栄養素がバランスよく摂れる食材
小豆やいんげん、えんどう豆など、豆にはたくさんの種類がありますが、大豆の特徴は、タンパク質、脂質、炭水化物が比較的まんべんなく含まれていること。他の豆はタンパク質や脂質が少なく炭水化物がとても多い比率になっています。
大豆が畑のお肉と呼ばれるのもタンパク質が豊富に摂れるからです。
・鉄分や亜鉛を含む
また体に必要な鉄分や亜鉛といった微量元素も含まれます。これらはビタミンCと一緒に摂ると吸収されやすい性質があります。
今回ご紹介するミルフィーユはクリスマスっぽい飾りつけにビタミンCたっぷりのベリー類を使用していますのでちょうど栄養バランスも良いレシピになりました。
ミルフィーユのレシピ
■材料(作りやすい分量)
・野菜フレークとうもろこし 大さじ3
・無糖ヨーグルト(プレーン) 大さじ5
・乾燥湯葉 8×2(㎝)×3枚とれる大きさ
・バナナ 少量
・ベリー類(ブルーベリー、クランベリーなど)少量
・ヤギミルクパウダー 少量
(サンタ飾り)
・ミニトマト 1個
・黒ゴマ 2粒
※材料の総カロリー:50kcal
ベリー類については果物の出回る時期に合わせて調整してください。
12月に作る場合はイチゴが良いですね。
レシピ作成時はイチゴが無い時期でしたので冷凍ベリーを使用しました。
■作り方
①ヨーグルトの水気を切る。
(写真はコーヒーフィルターを使っています)
水切り後のヨーグルトを小さじ1程度別に取っておく(サンタ用)
残りのヨーグルトと野菜フレークとうもろこしを混ぜてクリームを作る。
②湯葉をぬるま湯にくぐらせて戻す。
水気を拭き取って8×2㎝くらいに切る。
クッキングシートに並べトースターで軽く焼く(乾いて少し色づく程度)
※あっという間に乾くのでそばで見ておいてください。焦げやすいです。
③ ②に①で作ったクリームと小さく切ったフルーツを乗せる。
④ ③の上にヤギミルクをふりかけたら出来上がり。
☆飾り例としてミニトマトのサンタを添える。
ミニトマトの上1/3あたりに切り込みを入れる。
取っておいたヨーグルトと黒ゴマでサンタの顔に仕上げてください。
レシピのポイント
乾燥湯葉をトースターで焼くときはあっという間ですので、ときどき扉を開けてよく見てください。すぐに焦げるので注意が必要です。それ以外はとても簡単。
オイルを使用していないのでとても低カロリーです。
ただし、湯葉の原材料は大豆ですので、大量に与えると消化に負担がかかります。
またクリームやフルーツの水分を含むとちぎれにくくなるのでそのままだと食べにくいかもしれません。小型犬に与える際はできるだけ小さめに取り分けて与えてくださいね。
野菜フレークとうもろこしとヨーグルトで作ったクリームは甘みがありとてもおいしいです。
余ったクリームは愛犬のご褒美はもちろん、私たちが茹でた野菜やクラッカーにつけて食べてるのもおすすめですよ。
与える量(給与量)の目安
今回のレシピでは1個あたり50kcalです。
小型犬の場合は、1/2個くらいがデザート(おやつ)として与える量の目安です。
湯葉の代わりに薄切りのトーストを利用しても良いでしょう。(塩分が少しでも気になる場合は避けてください)またカロリーが増えますのでその点は調整してくださいね。