
「愛犬との暮らしをきっかけに犬の栄養学をたくさん学び実践してきました。
私が作ったごはんを愛犬が喜んで食べてくれる様子を見るのが何より幸せ。
愛犬の心と体を健康にするごはんを多くの人に伝えていきたいと思っています。」
節分といえば、豆まきに恵方巻。
そんな季節の行事を、愛犬とも一緒に楽しめたら素敵ですよね。
今回は、節分のモチーフとしておなじみの「鬼のパンツ」をイメージした、愛犬用の手作りクッキーをご紹介します。
素材は、できるだけ愛犬の健康を意識して選びました。いつものおやつとは少し違う、季節を感じる一枚です。
今回は、この「節分クッキー♪鬼のパンツ」の素材の役割と作り方を、ペット栄養管理士の山本がご紹介します。
素材の魅力(おからパウダー、キャロブパウダー)
おからパウダー
おからは、大豆から豆乳をしぼったあとに残る食物繊維豊富な素材です。不溶性食物繊維を多く含み、便のかさを増やし、排便をサポートするのに役立ちます。ただし、おからを食べ過ぎるとかえって便秘や軟便を招く場合があるので、今回のレシピではおやつとして少量を使用しています。
また、穀類に比べると糖質が控えめなため、小麦粉や米粉のみで作るよりも体重管理(太り過ぎ防止)を意識したおやつ作りにも役立ちます。クッキーやケーキなどの焼き菓子に使うと、「食べごたえはあるのに重くなりすぎない」仕上がりになるのも魅力のひとつです。
キャロブパウダー
キャロブパウダーは、いなご豆のさやを乾燥・粉末にした自然素材で、見た目や風味がココアに似ていますが、カフェインやテオブロミンを含まないため、犬用おやつにも安心して使えるのが大きなメリットです。
ほんのりとした自然な甘みや香りがあり、味のアクセントにもなります。また、食物繊維やポリフェノールを含む点も特徴で、「色づけ」だけでなく、素材そのものの栄養メリットを活かす目的で使えるのも魅力です。チョコレートのような色になるので、節分の“鬼のパンツ”の縞模様づくりにもぴったりの食材です。
愛犬用節分クッキー♪鬼のパンツレシピ
■材料

・米粉 50g
・アーモンドパウダー 20g
※省略も可(省く場合は米粉を20g増やしてください)
・おからパウダー 10g
・片栗粉 5g
・野菜フレーク かぼちゃ(https://petpro.jp/product_1006/) 10g

・卵黄 1個
・サラダ油(オリーブオイルなど) 大さじ1
・はちみつ 小さじ1
・牛乳 大さじ1
・キャロブパウダー 小さじ1
※上記のレシピは作りやすい分量です。適量を与えてください。
カロリー(材料全量):約520kcal
■作り方
①キャロブパウダー以外の粉類・乾燥素材(米粉、アーモンドパウダー、おからパウダー、片栗粉、野菜フレーク)と牛乳以外の液体(卵黄、サラダ油、はちみつ)をそれぞれ混ぜておきます。

② ①で混ぜた材料をビニール袋に入れてよくこねます。その際に牛乳を小さじ1ずつ足しながら水分量を調整し、粉っぽさがなくなり、粘土のようにひとかたまりにまとまりやすくなるのが目安です。
出来上がった中から1/5ほどとりわけ別のビニール袋に入れ、キャロブパウダーを混ぜてこねます。水分が足りなければ牛乳もしくは水を足してください。

③ラップで挟むようにして②を薄く3~4mmくらい伸ばしてから冷蔵庫で30分ほど休ませます。

④黄色い方は長方形に切り、パンツに見えるように股の部分をカットします。
今回は太めのストローを使って取り除いてみました。(丸い形になっています)
キャロブパウダーで色づけたほうは1㎜くらいに細く切り、縞柄になるよう指で押し付けます。
余った生地を軽く混ぜてから小さく丸めたものも作りました。(豆まきの豆代わりにいかがでしょう)
160度に加熱したオーブンで20分焼いたら出来上がりです。

■与える量(給与量)の目安やアレンジ
今回のレシピの日持ちは、乾燥状態を維持できる密閉容器で保存した場合は、状態をみながらおよそ1~2週間ほどです。プレゼントする場合は安全のために消費期限は短めに「1週間以内に食べてね」とお伝えするのが無難です。
材料全量で520kcalほどありますから、小型犬ならおよそ2週間分のおやつの量になります。
アーモンドパウダーを加えることで、生地にやわらかさと風味、ほどよいコクがプラスされます。必ずしも使わなくても作れますが、仕上がりをよりしっとりさせたい場合や、香ばしさを楽しみたいときにはおすすめです。
ヒト用にする場合は、生地を取り分けて、糖分(はちみつや砂糖)を増量したり、サラダ油をバターに置き換えるとさらにおいしくなります。
私たちも愛犬も、食べ過ぎには注意したいですよね。おやつは量を決めて、糖質は控えめを意識しておきましょう。
さいごに
今回のレシピは、節分用の色付けのためにキャロブパウダーを用いました。余ったキャロブパウダーはヒト用の野菜ジュースやカレーに混ぜるなどして有効活用できます。ぜひ、愛犬と一緒に健康素材を使う楽しみを増やしてみてくださいね。








