愛犬用 鶏ハムのにんじんソース添え【ペット栄養管理士監修】

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山本由能(ペットフーディスト、ペット栄養管理士、犬の食事療法上級インストラクター師範)

「愛犬との暮らしをきっかけに犬の栄養学をたくさん学び実践してきました。
私が作ったごはんを愛犬が喜んで食べてくれる様子を見るのが何より幸せ。
愛犬の心と体を健康にするごはんを多くの人に伝えていきたいと思っています。」

 

3月はいよいよ気温があがり、過ごしやすい日が増えてきますね。

 

愛犬の動きも活発になり、散歩の時間が長くなったり、たくさん遊びたがる様子が見られるご家庭も多いのではないでしょうか。

体が目覚め始めるこの時期は、冬にため込んだものをゆるやかに整えていく食事を取り入れることが大切です。

 

今回は、塩は不使用で作る鶏ハムに、やさしい甘みのにんじんソースを合わせ、彩り豊かな野菜を添えた一品をご紹介します。

軽やかで取り入れやすく、春の食事におすすめのレシピです。

 

作り方とあわせて、この時期に意識したいポイントを、ペット栄養管理士の山本がご紹介します。

素材の役割(芽キャベツ、亜麻仁油)

 

■芽キャベツ
芽キャベツは、キャベツの仲間の中でも栄養価が高く、少量でも効率よく栄養を補える野菜です。
食物繊維が豊富なため、冬のあいだにゆっくりになりがちな腸の働きを整え、春に向けた体づくりをサポートします。
また、体の健康維持をサポートする抗酸化成分やビタミンも含まれており、外で過ごす時間が増えるこれからの季節の健康維持にも役立ちます。
加熱することで甘みが増し、犬にも取り入れやすいのも魅力です。
※与えすぎるとお腹が張ることがあるため、少量から様子を見ながら取り入れましょう。

■亜麻仁油
亜麻仁油は、オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)を手軽に補える油です。体のコンディションを整える働きがあり、季節の変わり目に変化が出やすい皮膚や被毛の健康をサポートします。
また、今回のように脂質が少ない鶏むね肉を主にした食事に少量加えることで、エネルギー補給にもつながります。亜麻仁油はクセが少ないため、日常の食事に取り入れやすい点も特徴です。
ただし、加熱に弱いため、ドレッシングのように仕上げに少量を加えるのがおすすめです。

 

愛犬用 鶏ハムのにんじんソース添えレシピ

■材料

・鶏むね肉 1枚(およそ250g)

・芽キャベツ 1個

・焼き芋 13g

・かぼちゃ 13g

・キウイ 10g

・野菜フレーク にんじん(https://petpro.jp/product_1008/) 3g

・亜麻仁油 小さじ1/4

・白ゴマ 1g

 

※上記のレシピは作りやすい分量です。適量を与えてください。

カロリー(写真の1食分目安:鶏むね肉は1/4量として):約120kcal

 

 

■作り方

①鶏むね肉の皮は使わないので、取り除きます。今回は焼き芋を使っていますが、じゃがいもやさつまいもを茹でたもので代用できます。芽キャベツが無い場合は、キャベツの柔らかい部分を使ってください。

②鶏むね肉は厚みを半分になるように開き、さらに4等分します。

包丁で軽く切り込みを入れ、厚い部分は少し叩いて薄くなるよう全体の厚みをそろえておきます。

③②の鶏肉を端からくるくると巻き、棒状にします。

形が崩れないようラップできつめに包み、さらにアルミホイルでしっかりと巻いておきます。

④鍋に水(分量外)を入れ、鶏肉がしっかり浸かるようにして火にかけます。

沸騰したら弱火にし、8分ほど加熱します。火を止めたらそのまま5~10分ほど置き、余熱で火を通します。鍋から取り出し、ラップとアルミホイルを外します。
粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やしておきます。

※使わない分は、ラップで包んでから密閉容器に入れ、冷凍保存してください。

⑤かぼちゃは小さめの薄切り、芽キャベツは8等分ほどに切って、少量の水をかけて耐熱皿に入れ、電子レンジでやわらかくなるまで加熱します。

焼き芋とキウイは、小さく食べやすい大きさに切ります。

⑥野菜フレーク(にんじん)に亜麻仁油とすり白ゴマ、水小さじ2(分量外)を加えて混ぜ、にんじんソースを作ります。器に野菜と食べやすい大きさに切った鶏ハムを並べ、にんじんソースをかけたら出来上がりです。

 

■与える量(給与量)の目安やアレンジ

今回のレシピは、鶏むね肉を使った脂質控えめで消化にやさしい内容です。鶏むね肉は一度にまとめて作る量のため、残りは冷凍保存し、2週間を目安に使い切ってください。ほぐして普段のトッピングに活用するのもおすすめです。

体重4kgくらいの小型犬の場合、鶏ハム1本(全体の1/4量)は、完全手作り食であれば半日分の肉の量の目安になります。レシピの野菜は比較的食べやすいものを選んでいますが、愛犬の食べられる量に合わせて調整してください。

ドライフードにトッピングする場合は、フードを1~2割ほど減らしましょう。鶏ハムのトッピングは、1本を2~3日に分けて使うくらいが目安です。

活動量が少しずつ増えてくる時期の、良質なタンパク質の補給にもおすすめです。

にんじんソースは甘みがあり、私たちのサラダのドレッシングとしても楽しめます。ぜひ、多めに作って活用してくださいね。

さいごに

今回のレシピでは、手軽に使える野菜フレークを鶏ハムのソースに取り入れました。

自然な甘みを好む愛犬は多く、にんじんの栄養を食べやすい形で補えるのも魅力です。

 

ぜひ、参考にしながら、愛犬の体調や好みに合わせたアレンジも楽しんでください。