言うことを聞かない反抗期の犬にとるべき対処。原因を理解して信頼関係を築こう

しっかりしつけをしているのに、どうしても飼い犬が言うことを聞いてくれない…。こんなお悩み、ありませんか?そんな方のために今回は、言うことを聞かない犬に取るべき対応をご紹介します!言うことを聞かない理由もまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

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yesk1214

大分に住んでいる20代後半の主婦です。動物好きな両親の影響で、小さい頃から犬やインコ、かめなど、たくさんのペットと一緒に暮らしてきました。実家を離れてからは、垂れ耳うさぎの「チョコ」をおむかえ。毎日癒しをもらっています。

 

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犬が言うことを聞かない場面って?

一生懸命しつけをしているのに、なかなか犬が言うことを聞かないこと、ありますよね。いつもは言うことを聞いてくれるのに、特定の場面になると指示を聞かなくなることも多いのではないでしょうか。

どんな場面で犬が言うことを聞かない状態になるか知っておけば、慌てず対応できるようになります。犬が言うことを聞かなくなりがちな場面をまとめたので、チェックしてみてください。

散歩や外出をしているとき

犬が言うことを聞かない場面として最も多いのが、散歩や外出中。飼い主を置いてどんどん先に行ったり、リードをグイグイ引っ張ったりと、好き勝手に行動しちゃうワンちゃんは多いもの。特に大型犬は力が強いので、言うことを聞かないと困ってしまいますよね。

興奮したとき

興奮した時に、飼い主の言うことを聞かなくなる犬もかなり多いです。例えば家に誰かお客さんが来た時や、他のワンちゃんと会った時など。「楽しい!」「遊んでほしい!」という気持ちや、逆に恐怖や警戒心が強くなって、飼い主の声が届かなくなることが多いんです。

子犬が言うことを聞かないなら反抗期かも

子犬が言うことを聞かないのなら、もしかしたら反抗期が原因かもしれません。犬は生後半年から1年の間に自我が芽生えて、反抗的な行動を取ります。子犬の性格が大きく関係するものなので、同じ環境で育てても反抗的になる子とならない子がいます。

反抗期と聞くと、「大きくなれば行動が落ち着いてくるのかな?」と思う方も多いでしょう。しかし飼い主の対応によっては、反抗的な態度が長引くことも…。記事の中盤では、そんな飼い主のNG行動もご紹介していますよ。

犬が言うことを聞かない理由って?

せっかく犬を飼い始めたのに、なかなか言うことを聞かない…。このお悩みを解決するためには、まずどうして犬が言うことを聞いてくれないのか理由を知らなくてはいけません。

犬がなかなか言うことを聞かないのには、必ず理由や原因があります。決してその子の性格が悪いわけでも、能力が低いわけでもありません。しっかり理由を押さえれば、おのずと対処法が見えてきますよ。

言葉の意味がわかっていない

言うことを聞かないのは、言葉が意味がわかっていないからかもしれません。例えば「偉いね」「すごい」などの褒め言葉。こちらは褒めているつもりでも、ワンちゃんが言葉を覚えていなければ意味は伝わりません。

言葉の意味がわかっていないと、ペットは何をすれば褒められるのか、怒られるのか、判断ができません。その結果、言うことを聞かない状態になってしまうんですね。子犬のうちからしっかりと言葉をかけて、意味を覚えさせることが大切です。

犬がリーダーになろうとしている

言うことを聞かない犬は、もしかすると家族のリーダーになろうとしているのかも。犬は群れになって行動する生き物なので、「どちらが偉いか」という主従関係をとっても大切にします。

家族のリーダーになろうとしている犬は、飼い主のことを下に見ています。なのでいくらしつけをしても、「この人はボクより立場が下だから」と、言うことを聞かない犬に育ってしまうんです。

飼い主を舐めてしまっている

言うことを聞かない原因として考えられるのが、ワンちゃんが飼い主さんを舐めてしまっているということ。例えばワンちゃんとのかけっこや、おもちゃの引っ張り合いなどの遊びの場面。愛犬が可愛くてついつい負けてしまう方も多いです。

しかし、飼い主が負け続けているとワンちゃんは「この人は自分より弱い」と考えてしまいます。そうすると、遊びだけでなく普段の生活でも言うことを聞かないように…。飼い主が強いところを見せて尊敬してもらえば、言うことを聞いてもらえるようになりますよ。

ルールが統一されていない

犬が言うことを聞かない理由に、ルールが統一されていないことが挙げられます。例えばお母さんはソファーに上げてくれるけれど、お父さんには怒られる。お父さんは食卓でご飯をくれるのに、お母さんにおねだりすると怒られる、など。

このようなダブルスタンダードの状態が続くと、犬がどの指示に従えばいいかわからなくなり、言うことを聞かないようになるんです。

甘やかしすぎている

飼い主が愛犬を甘やかしすぎているのも、犬が言うことを聞かない原因の一つ。甘い態度で接していると、飼い犬に「ルールを守らなきゃ」と思わせることができません。可愛いペットだからこそ、甘やかさずしっかりしつけをしてください。

怯えている可能性も

犬がなかなか言うことを聞かない場合、もしかしたら飼い主に怯えているのかも。言うことを聞かせようと強い口調で叱ったり、大きな音を立てたりしていませんか?このように恐怖を与える方法では、ワンちゃんの信頼を得られませんよ。

ストレスを感じている

満足に体を動かせていない、愛情が足りないなどの理由でストレスを感じている、という可能性もあります。ストレスが溜まっているワンちゃんは、どんどん反抗的な性格になってしまうんだとか。うまくストレスを発散させてあげて、信頼関係を築く必要があります。

犬が言うことを聞かなくなる飼い主のNG行動

愛犬が言うことを聞かないのは、もしかすると普段何気なく取っている行動のせいかもしれません。犬が言うことを聞かないのなら、一度自分自身の行動を振り返ってみてくださいね。

愛犬の要求にすぐ応えてしまう

飼っているペットが可愛くて、ついつい要求に応えてしまう飼い主さんも多いでしょう。しかしこれは、犬が言うことを聞かないようになるNG行動なんです。

すぐに要求に応えていると、犬は「飼い主はボクの思い通りに動いてくれる」と思ってしまいます。その結果、飼い主の言うことをどんどん聞かなくなるように…。愛犬中心に動くのではなく、あくまで飼い主中心に生活することを意識してみて。

長い時間構いすぎている

長時間構いすぎるのも、犬が言うことを聞かないようになるNG行動。お世話につきっきりになっていると、ワンちゃんは「ボクが家族の中で一番偉いんだ!」と勘違いしてしまいます。もちろん一緒に遊ぶ時間は大切なのですが、少し時間の長さを調節する必要があるかも。

愛犬に飼い主が合わせて散歩をしている

NG行動の一つに、飼い主が犬に合わせて散歩をすることが挙げられます。皆さんは散歩をする時、歩く速度や向かう場所など、愛犬のペースに合わせていませんか?主導権を犬に握られたまま散歩をしていると、飼い主と犬の主従関係が崩れてしまいますよ。

犬が言うことを聞かない時の対応

犬が言うことを聞かない理由がわかったら、次は対応を考えましょう。どうすれば犬の信頼を得られるのか、どんなしつけをすれば良いのかわかっていないと、いつまでも犬は言うことを聞かないままです。以下に対応方法をまとめているので、チェックしてみてください。

まずは主従関係をはっきりさせましょう

犬が言うことを聞かない時は、飼い主との主従関係が乱れている可能性が高いです。「ボクの方が飼い主よりも偉い!」と思われていては、いつまでも言うことを聞いてもらえません。

散歩の時は飼い主より前を歩かせない、食事は飼い主が先に食べるなど、きちんと主従関係を示しましょう。始めはかわいそうと思うかもしれませんが、これもワンちゃんのためです。

指示する言葉を一つに

ワンちゃんをしつける時は、指示する言葉を一つにまとめてください。いけないことをしたら「ダメ!」、褒める時には「偉い」など、あらかじめ言葉を決めておきましょう。色々な言葉を使うと犬が混乱し、言うことを聞かないようになってしまうので注意。

褒める・叱るタイミングを逃さない

犬との生活で意識したいのが、褒めたり叱ったりするタイミングを見極めること。例えば犬が何かイタズラをした後、しばらくしてから怒ったとしましょう。すると犬はどうして怒られたのかわからずに混乱し、どんどん言うことを聞かないようになっていきます。

どうすれば怒られるのか、何をしたら褒められるのかわからないことは、言うことを聞かなくなることに繋がってしまいます。悪いこと・良いことを覚えさせるためにも、タイミングを逃さないようにしましょう!

反抗的な態度は無視しましょう

言うことを聞かない犬が反抗的な態度を見せた時は、反応せず無視してください。飼い主がその行動に反応したり、構ったりすると、反抗的な態度がエスカレートすることも。「言うことを聞かないなら、遊んであげないよ!」と態度で示すことが大切です。

犬がどうしても言うことを聞かない時はどうする?

基本的にどんな性格の子でも、言うことを聞かせられるようになります。しかし、どんな方法でしつけをしても、犬が言うことを聞かない…と悩んでいる飼い主さんもいるでしょう。そんな方のために、犬がどうしても言うことを聞かない時に有効な対処法をご紹介します!

犬の幼稚園を利用してみる

どうしても言うことを聞かないワンちゃんには、犬の幼稚園がおすすめです。人の幼稚園のように、ワンちゃんを預けてしつけを学ばせられます。忙しい飼い主さんでも利用しやすい、というのも嬉しいポイント。

コストとしては場所や犬種によって値段は変わってきますが、1日あたり、小型犬は6,000円、中型犬は7,000円、大型犬は8,000円ほどかかります。また、入園費がかかる場合もあるので、事前にチェックしておきましょう。

合宿レッスンを受けさせる

言うことを聞かない犬に合宿レッスンを受けさせる、というのも一つの手段。合宿レッスンとは、泊まり込みでしつけを学ばせてもらえる教室のこと。短期間で集中してトレーニングを受けられるので、今すぐなんとかしたい!という方におすすめです。

期間や頻度によって値段は変動しますが、小型犬は60,000円、中型犬は70,000円、大型犬は80,000円ほどかかります。期間も1週間で合宿するものから、1ヶ月じっくりお泊まりするコースまで様々なパターンがあるので、飼い犬に合わせたコースを選択しましょう。

犬のしつけ教室に一緒に通ってみる

正しいしつけの方法がわからず不安…という飼い主さんには、ペットと一緒に通えるしつけ教室がおすすめです。しつけ教室は犬のトレーニングをするだけでなく、飼い主さんが犬のしつけ方を学べる場所。犬との生活でありがちなトラブルへの対処法を教えてもらえます。

個人で行うしつけ教室から、グループで行うものまで様々な教室があり、お値段は1回あたり5,000円前後します。犬種によってコストは変動するので、事前に確認しましょう。また、出張や自宅訪問をしてくれるしつけ教室もありますので、併せてチェックしてみてくださいね!

犬が言うことを聞かない理由を知って適切に対処しましょう!

犬が言うことを聞かないのには、必ず理由や原因が隠れています。まずはどうして言うことを聞いてくれないのか、しっかりと分析することが大切。原因がわかれば、しつけの方法や犬との触れ合い方などが見えてきますよ。

愛犬が言うことを聞いてくれるようになれば、ストレスが減って犬との生活が更に楽しくなります!今回紹介した指示を聞かない理由や対応を参考にして、愛犬と楽しい時間を過ごしましょう

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