
「愛犬との暮らしをきっかけに犬の栄養学をたくさん学び実践してきました。
私が作ったごはんを愛犬が喜んで食べてくれる様子を見るのが何より幸せ。
愛犬の心と体を健康にするごはんを多くの人に伝えていきたいと思っています。」
春は気温差が大きく、愛犬の体にも少しずつ変化があらわれやすい季節です。寒暖差や生活リズムの変化により、お腹の調子がゆらぎやすくなることもあります。
今回は、豚肉を使ったお好み焼きをご紹介します。エネルギー補給を意識しながらも、小麦粉や卵の代わりに、やさしい口当たりとお腹への負担に配慮してオートミールと豆腐を使用しました。かぼちゃの甘みのあるソースがおいしさをプラスしてくれます。
作り方とあわせて、この時期に意識したい食事のポイントを、ペット栄養管理士の山本がご紹介します。
素材の役割(小麦粉や卵の代わりに使える食材)
一般的なお好み焼きは、つなぎとして小麦粉や卵を使うことが多いですが、体質や体調に合わせて他の食材で代用することもできます。今回のレシピでは、今回のレシピでは、オートミールと絹ごし豆腐を使用しています。
オートミールは水分を吸ってやわらかくなり、豆腐はやさしい口当たりで消化にも配慮できます。ただし、卵を使う場合よりも生地はやわらかく仕上がります。よりしっかりした食感にしたい場合は、豆腐を使わず、片栗粉大さじ1程度を加える方法もあります。
また、豆腐の代わりに卵(約1/2個)を使うと、よりふんわりとまとまりやすくなり、栄養のプラスにもつながります。お好みやパートナーの体調に合わせて調整してみてください。
■オートミールの性質
食物繊維が豊富で、腸内環境を整えるサポートが期待できます。水分を含むことでやわらかくなり、満足感も得られやすいのが特徴です。体重管理や、便の状態を整えたいときにも取り入れやすい食材です。
■絹ごし豆腐の性質
消化がやさしく、水分も多いため、胃腸が敏感なパートナーにも向いています。植物性タンパク質を含み、体への負担が少ないのも魅力です。食欲が落ちている時期や、シニア期のサポートとしても活用できます。
愛犬用 豚肉のやわらかお好み焼き
■材料
豚こま肉 80g
・キャベツ 40g
・絹ごし豆腐 大さじ2
・オートミール 12g
・小松菜 10g
・野菜フレーク かぼちゃ(https://petpro.jp/product_1006/) 4g

・桜エビ 0.5g
・サラダ油 小さじ1/2
※上記のレシピは作りやすい分量です。適量を与えてください。
カロリー:約300kcal
■作り方
①豚こま肉を使います。脂質を控えたい場合は、脂身を取り除いてから使うと安心です。

②小さめに焼いたほうが与えやすいため、豚こま肉は3cmくらいに切ります。
キャベツは千切りに、小松菜は粗みじん切りにします。

③耐熱容器に②の野菜を入れ、水(分量外)大さじ1を加えて、電子レンジ(600W)で1分加熱します。
オートミールは湯(分量外)大さじ2をかけてふやかし、絹ごし豆腐を加えて混ぜます。
加熱した野菜と桜エビを軽くほぐしながら加え、全体をよく混ぜておきます。

④フライパンにサラダ油をひき、豚こま肉を先に炒めます。
その上に③の生地をのせて焼きます。
今回は6等分にしました。やわらかい生地なので、小さく分けて焼くと形がまとまりやすくなります。

⑤野菜フレーク(かぼちゃ)に水(分量外)大さじ3を加えてソースを作ります。
焼きあがったお好み焼きに適量をかけて与えてください。
甘みや栄養を手軽にプラスでき、水分補給にもつながります。

■与える量(給与量)の目安やアレンジ
今回のレシピは、体重4kgの成犬の1日分量を目安に、胃腸にやさしい内容にしました。トッピングとして少量ずつ利用する場合は、残りを冷凍保存しておくと便利です。
材料の主役は豚こま肉です。豚肉の大きな特徴は、ビタミンB1(チアミン)を豊富に含むこと。エネルギーを作る働きや、神経や筋肉の健康維持に欠かせない栄養素です。アミノ酸バランスも良く、犬にとって良質なタンパク源となります。
ただし、胃腸を休ませたい場合は脂身を取り除いたり、量を少なめに調整しましょう。鶏ささみ肉に変えるのもおすすめです。今回のレシピは卵を使わず、代わりにオートミールや豆腐を使用していますので、とてもやわらかい口当たり、消化にもやさしいです。若くて活発な愛犬には、卵を使うことで、タンパク質や脂質、カロリーを増やすアレンジも可能です。体調や活動量に合わせて調整してみてください。
野菜フレーク(かぼちゃ)は、水に溶くだけで甘みのあるトロッとしたソースになります。βカロテンを含み、健康維持をサポートし、自然な甘みでおいしさもプラスしてくれます。
さいごに
今回は、春におすすめのお好み焼きをご紹介しました。春キャベツが手に入りやすい時期には、ぜひ取り入れてみてくださいね。かつお節や青のり、ゴマなどのトッピングもおすすめですが、体にやさしい野菜フレーク(かぼちゃ)も、栄養面や水分補給のサポートとして活用しやすい食材です。
ぜひ、愛犬の好みに合わせたアレンジも楽しんでみてください。









