愛犬用 ポテトサラダ ささみ添え【ペット栄養管理士監修】

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山本由能(ペットフーディスト、ペット栄養管理士、犬の食事療法上級インストラクター師範)

「愛犬との暮らしをきっかけに犬の栄養学をたくさん学び実践してきました。
私が作ったごはんを愛犬が喜んで食べてくれる様子を見るのが何より幸せ。
愛犬の心と体を健康にするごはんを多くの人に伝えていきたいと思っています。」

 

どんどん気温が上がるこれからの季節は、犬たちも積極的に水を飲むようになります。ですが、体の中の水分は、呼吸や体温調節などによって、じっとしていても少しずつ失われています。

できれば、水だけでなく、食べ物からも自然に水分を摂れることが、体の潤い維持にも役立ちます。犬に与えてもよい肉や魚、野菜には水分を多く含むものも多く、日々の食事に取り入れることで自然な水分補給につながります。

 

そこで今回は、ドライフードを主食とする愛犬に、おいしく野菜が食べられる工夫として、ポテトサラダを作りました。

トッピングを加える際は主食の量を調整することもあるため、今回は犬たちにとって良質なタンパク源となるささみも添えています。

 

今回は、水で溶かすだけで簡単になめらかになる野菜フレークを使ったレシピです。作り方とあわせて、与え方のポイントを、ペット栄養管理士の山本がご紹介します。

食べ物から水分を摂るメリット

ドライフードを主食とする場合は、食事中の水分量が少なくなりやすいため、トッピングなどで自然に水分を補う工夫もおすすめです。

 

食べ物に含まれる水分は、タンパク質や食物繊維などと一緒にゆっくり体に取り込まれるため、水だけを飲む場合よりも、体の潤い維持に役立つと考えられています。水分は飲み水から摂ることも大切ですが、食材の中に含まれる水分は、食べ物と一緒にゆっくり腸を移動しながら吸収されていくため、自然な形で体に取り込まれやすいという特徴があります。

また、水分を含む食材を一緒に与えることで、食事の香りが立ちやすくなり、食いつきの変化につながることもあります。特に気温が高くなる季節は、飲水量だけに頼らず、食べ物からも少しずつ水分を摂ることが、毎日の健康管理にも役立ちます。

 

今回は少量のスイカを添えています。きゅうりと同様にカリウムが豊富で、水分代謝をサポートする食材としても知られています。古い水を捨てて新しい水を取り入れることが期待できます。食べやすい果物ですが、やはり一度にたくさん与えすぎると軟便・下痢の原因になりますので注意してください。

愛犬用 野菜入りやわらかオートミールクッキーレシピ

■材料

・ささみ 35g
・すいか 10g
・きゅうり 8g
・白菜 7g
・野菜フレーク じゃがいも(https://petpro.jp/post-16861/) 6g
・にんじん 5g
・しめじ 3g

※上記のレシピは作りやすい分量です。適量を与えてください。
カロリー:約60kcal

 

■作り方

①ポテトサラダに使う野菜は、生でも食べやすいきゅうり以外は加熱して使います。愛犬が食べやすい野菜でいいですが、白菜やきゅうりなど水分たっぷりの野菜を選ぶのもおすすめです。

②野菜はすべてみじん切りにします。例えば、にんじんやしめじは細かめ、白菜は少し粗め、きゅうりは食感が残る程度にやや大きめにするなど、食材によって切り方に変化をつけてもいいでしょう。

③小さな鍋に水(分量外400ccほど)とささみを入れ、火が通るまで茹でます。

④耐熱容器に白菜、にんじん、しめじ、③の茹で汁50ccを入れ、電子レンジで加熱します。600Wで1分ほどが目安です。

⑤ ④耐熱容器に白菜、にんじん、しめじ、③の茹で汁50ccを入れ、電子レンジで加熱します。600Wで1分ほどが目安です。

■与える量(給与量)の目安やアレンジ

今回のレシピは、全量で約60kcalです。体重4kg前後の成犬であれば、1日分のトッピング量として使いやすい分量です。愛犬それぞれの体格に合わせて調整して与えてください。
トッピングする際は、主食のドライフードを減らすことも忘れないでくださいね。

ポテトサラダ用に、ほかの野菜を使うなら、ミニアスパラガス、ブロッコリー、オクラ、トマトなど、比較的犬が好みやすい野菜です。

タンパク源としてはささみを添えましたが、もっとカロリーを増やしたい場合は、脂質の多い鶏モモ肉を使うといいでしょう。もちろん、牛や豚、白身魚など食べられるものでタンパク質を補ってください。トッピング量なので厳密な計算ではなく、どれも同程度の量を目安に調整してください。

さいごに

暑くなると胃腸にも負担がかかりがちです。食事の変化はなるべくゆるやかにしていきましょう。少量ずつ与えてうんちの状態を確認してください。

お水も傷みやすくなる時期ですので、朝晩を目安に器を洗って新しい水に交換することや、食材もできるだけ新鮮なものを使うなど(冷蔵保存が必要なものを室温で長く放置しない)気を付けてくださいね。

これからの暑い季節も元気に過ごせるよう、水分を意識しながら、ぜひ楽しんで作ってみてくださいね。